自然妊娠を望む方の中には、タイミング法を試している方もいらっしゃいます。タイミング法は、受精しやすいタイミング(排卵日に合わせて)に性交を行う方法です。排卵日の特定と受精のタイミングについて、専門家にお聞きしました。

妊活中の女性からの相談:「基礎体温を測定中。排卵日を見分ける方法を教えて!」


『現在妊活中ですが通院はしていません。毎朝基礎体温を測っていて、続けることで大体いつが排卵日なのかが分かるようになってきました。しかし排卵検査薬は使用していないので、具体的なタイミングが分かりません。受精出来るのは排卵後24時間と短いので、タイミングを見極めるコツのようなものがあれば知りたいです。(30代・女性)』

基礎体温や検査薬による排卵日はあくまでも目安!?

正確な排卵日を特定するのは難しいようです。しかし、基礎体温法や排卵検査薬でだいたいの排卵日が分かれば、タイミングを図ることが可能です。

『より確実に排卵日を特定したいのでしたら、基礎体温と合わせて排卵検査薬も使用した方がいいでしょう。基礎体温が最も下がった前後に排卵が起きます。基礎体温や検査薬から、この日のこの時間に排卵するという判断は難しいので、あくまで目安にしてください。(産科婦人科・医師)』


『排卵日は、生理が始まった日の14日(±2日)前です。そしてこの14日(±2日)という日数に、個人差はほとんどないと考えられています。従って正確な排卵日は、実際に生理が来てから逆算しないと分かりません。排卵日の予測は、とても難しいです。(臨床心理士)』


『基礎体温を毎朝測り記録してグラフ化すると、体温が低い時期(低温期)と、体温が高い時期(高温期)があります。低温期から高温期に入る時にぐっと体温が下がる日の前日や、下がった日から高温期に上がっていくまでの間が排卵日の目安です。排卵検査薬は、排卵の前に急増する黄体形成ホルモンの分泌を確認するものなので、かなり正確に排卵日を知ることができます。(臨床心理士)』


排卵後ではなく、排卵2日前からタイミングを図る

24時間という卵子の寿命だけを考えると、排卵日を特定することに気を取られてしまいますが、受精が可能なのは排卵後の24時間だけではありません。タイミングを図るには、数日の幅があります。

『排卵日を特定し、タイミングを図る方法で受精の確率を上げるためには、基礎体温の測定と排卵検査薬の使用の2つの方法を用いると効果的です。(臨床心理士)』


『卵子の寿命は約24時間ですが、妊娠できるのが排卵後24時間ではありません。妊娠しやすい時期は排卵2日前・前日・当日・翌日の順です。精子は3〜5日、長ければ1週間ほど子宮の中で生存できます。基礎体温からでしたら体温が最も下がった頃、排卵検査薬でははっきりした陽性が出てから24〜48時間以内に排卵が起きますので、陽性が出てからタイミングを図ってみてください。(産科婦人科・医師)』


きちんと基礎体温をつけていれば大体の排卵日を特定でき、病院に行かなくてもタイミング法を試すことができますが、排卵検査薬を用いるとより正確な排卵日の予測ができます。排卵検査薬は、薬局で薬剤師に相談したうえで購入しましょう。