年齢や環境を考慮して、1人目出産後の早い時期に2人目を希望するご夫婦もいらっしゃいます。しかし、出産後の生理再開には個人差があり排卵日が分かりにくいものです。出産後の生理再開と排卵の状態について専門家にききました。

0歳児のママからの相談:「出産後、生理周期が不定に…排卵日を特定するにはどうしたら?」


『出産前の生理周期は規則的で、30日できちんときていました。一人目の子どもは、排卵日をねらったのですぐに妊娠することができました。出産後、半年で生理が始まりましたが、生理周期がバラバラです。30日で来るときもあれば、20日で来たり、2カ月近く来ないこともあります。2人目が欲しいのですが、これでは排卵日が分かりません。周期が狂ったのは、出産のせいですか。ピルを飲んだ方がいいのでしょうか?(30代・女性)』

出産後1年間は、生理周期が乱れたり無排卵になりやすい

出産後、卵巣機能や子宮が元に戻る時間には個人差があります。また出産による女性ホルモンの変化だけでなく、産後の授乳や子育ての状況によっても影響を受けます。1年を目安に経過を観察するといいでしょう。

『妊娠出産によって、ホルモンのバランスが大きく変化しますから、生理が再開したと思っても無排卵だったり、生理周期が不順になる場合もあります。また、育児のストレスや睡眠不足なども影響し、個人差がありますが、産後1年くらいは不安定な状態が続くことがあります。(医師)』


『出産後6カ月〜1年をかけて子宮は回復します。その間は無月経、生理不順になります。授乳中は、プロラクチンが活発に働いて母乳の分泌を促す一方、排卵は抑制され、無月経・無排卵月経・生理周期が不順となります。更に出産後は慣れない育児、授乳による睡眠不足、生活状況の変化によって心理的な負荷が多くなり、視床下部や脳下垂体が影響されエストロゲンやプロゲステロンが正常に分泌されず、生理周期が不順になります。(臨床心理士)』


まず基礎体温を図る習慣をつける。生理不順が1年以上続くときは受診を

基礎体温を測ることで、生理周期や排卵日の状態を把握することができます。生理不順が1年以上続くときには、治療が必要になるケースもあります。

『基礎体温を測ることで、排卵の有無や生理周期が把握しやすくなります。少なくても3カ月以上は続けないと判断が難しいので、1度や2度測り忘れがあってもできるだけ続けてください。短くても自分の時間を作ったり、リラックスできる時間を作って、ストレスをためないようにしてください。産後1年以上過ぎているのでしたら、治療が必要になるかもしれません。出産した病院を受診してください。(医師)』


『相談者様の生理不順が出産後1年6カ月を過ぎても続くようでしたら、婦人科を受診し、何らかの対応をすることをお勧めします。(臨床心理士)』


出産後の体が元に戻るには時間がかかります。卵巣機能の回復を知る目安として、毎日基礎体温を測ることが役に立ちます。また、早めに2人目の妊娠を望まれている場合、出産後1年を経過したら早めに専門家に相談しましょう。