健康な女性は毎月生理の前に排卵が起こるので、生理痛と同じように排卵痛を経験する人もいます。しかし、排卵痛には個人差があり、痛みが強いと不安になります。排卵痛の原因と対処法について専門家に聞きました。

排卵痛でお悩みの女性からの相談:「排卵痛がひどく痛み止めが必要。子宮内膜症との関係は?」


『比較的生理の周期は安定しています。基礎体温も付けているので、だいたいの排卵日は予測が付くのですが、ここ1年くらい排卵痛があります。痛みの度合いとしては、下腹部がギューっと絞られるような痛みと腰や背中も痛みがあります。生理痛と同じように痛み止めも服用しております。少し前に内膜症と診断されたことも関係しているのでしょうか。通常は排卵痛はあるものでしょうか。(20代・女性)』

排卵痛は生理的なもので、だれにでも起こり得る

排卵痛が起きるメカニズムは解明されています。排卵痛は、基本的に心配いらないというのが専門家の意見です。痛みが強い人もいれば、そうでもない人がいます。

『排卵痛は排卵日を含めた前後3日間に起こりやすく、卵胞が成熟して大きくなった場合や卵子が飛び出すときに、細胞を突き破るために痛みが起こります。誰にでも起こり、痛みによって左右どちらの卵巣から排卵したか分かる方もいます。排卵痛は、痛みの期間が短く生理的なものなので心配はいりません。(医師)』


『排卵痛は、排卵日の前日翌日を含めた約3日間に、卵巣付近で感じる痛みを指します。生理痛同様、排卵痛の症状や程度にはかなり個人差があり、痛みを全く感じない人もいれば、治療が必要なほどの痛みに襲われる人もいます。排卵痛は生理的なものであるため、基本的には特別な対処は必要ありません。(臨床心理士)』


内膜症が排卵痛の原因の可能性もあり?ツボ押しが効果的

医師の意見では、排卵痛と子宮内膜症との関係はあり得るということですが、実際の関連性を知るには一度専門医を受診して相談されるのがいいでしょう。ツボ押しで排卵痛を和らげる方法もぜひ試してみましょう。

『子宮内膜症の方は卵巣内にも内膜症の病巣ができ、排卵が妨げられ痛みが起こる場合もあります。(医師)』


『排卵痛の症状がひどい場合には、婦人科を受診しピルや鎮痛剤などで、痛みを緩和する対処をしてもらうとよいでしょう。排卵痛は、生理的な原因で起こるものであり、相談者様の心配されている内膜症との関係は、直接的にはないと考えます。(臨床心理士)』


『排卵痛の特別な対処法はありませんが、なるべく体を冷やさないようにし、規則的な生活を送りましょう。骨盤の歪みも原因のひとつですから、正しい姿勢を心がけ、軽い体操やヨガを行ってみてください。また、内側のくるぶしから指4本分の所に、排卵痛や生理不順にも効果があるといわれるツボがあるので、排卵の頃にはツボ押しを行ってみてください。(医師)』


排卵時に強い痛みがあると、辛いものです。排卵痛がひどく気になる場合には、痛みのコントロールの仕方や内膜症との関連など、専門の医療機関で相談されることをお勧めします。