排卵障害は女性側の不妊の原因の中で最も多く、約3割を占めます。排卵障害があると正常な排卵が起きず、妊娠しづらくなります。排卵障害の原因や対処法について、専門家にアドバイスをいただきました。

4歳児のママからの相談:「2人目を希望。無排卵で服薬治療中。家で気をつけることは?」


『1人目は基礎体温や排卵検査薬を使い、約2カ月で妊娠に至りました。現在第2子の妊娠を希望しておりますが、1年経過する今もまだ妊娠出来ずにいます。婦人科の先生には無排卵と言われ、誘発剤や漢方薬で治療中です。先生によると、卵子が育たないので排卵に至らないとの事です。現在の治療以外に、気を付けるべき事を教えてください。(30代・女性)』

排卵障害の原因は、ストレスや肥満なども関係

排卵障害にもいろいろな症状があります。卵子が育たないのも症状の一つです。原因となるホルモン不足やストレス、肥満などを改善することも大切です。

『排卵障害は、高プロラクチン血症や卵胞刺激ホルモンの分泌低下、多嚢胞性卵巣症候群、肥満や痩せすぎなどによって、卵胞が育たず無排卵になることです。排卵誘発剤やホルモン剤の治療で改善できる場合と、さらに治療をステップアップしなければならない場合があります。(医師)』


『排卵障害には「排卵自体がなくなる無排卵」「卵胞が育たない」「排卵できない」などの症状があります。また、排卵障害の主な原因は、ホルモンの分泌異常や、卵巣の機能低下、ストレスだと考えられています。卵子が育たない場合には、排卵誘発剤やhCG、黄体ホルモンそのものの補充といった治療が一般的です。当帰をベースとする漢方薬を用いての治療も、よく行われる方法です。(臨床心理士)』


ヘルシーな食事を摂り、冷えに注意!

日頃から肥満を防止する食事や体を冷やさないよう心がけることは、排卵障害の原因を取り除くことにつながります。過激なダイエットも生殖機能に影響を与えます。

『日常生活では、動物性たんぱく質よりも植物性タンパク質、トランス脂肪酸(マーガリンやショートニング、ファーストフードなど)よりも一価不飽和脂肪酸(オリーブオイル)を摂るようにしてください。急激に血糖値が上昇すると、女性ホルモンを乱します。食事は野菜やキノコ類、海藻類などカロリーの低いものから食べ始め、葉酸や大豆イソフラボンも心がけて摂りましょう。激しいダイエットをしない事、適度な運動で肥満を防止してください。(医師)』


『排卵障害を始めとする生殖機能、婦人科系のトラブルにおいては、血液の巡りを良くすべく、身体を温めるようご自身で心掛けることが非常に大切です。(臨床心理士)』


排卵障害の原因は、一つとは限らないようです。病院での治療を続けながら、家庭でもストレスを溜めないこと、食事や冷えにも注意しましょう。1日でも早く、妊娠なさるといいですね。