妊娠0週から4週までの期間を妊娠超初期といいます。生理中からカウントが始まる妊娠超初期ですが、受精に向けて準備をしている期間でもあります。今回は妊娠超初期における葉酸サプリの役割について解説します。

妊娠超初期はどんな時期?

妊娠の週数は妊娠前に最後に来た生理の初日から数えはじめ、4週で1カ月としてカウントしていきます。妊娠0週0日〜4週0日までの期間を妊娠超初期といいます。生理中でもある妊娠超初期は、妊娠していないか妊娠していても自覚症状がない時期ですが、体内では以下のように様々な変化が起きています。

(1)赤ちゃんの様子
妊娠1週までは妊娠していないため赤ちゃんはまだ卵子の状態ですが、1週を過ぎると卵子が成長し受精するための準備を始めます。妊娠2週に入ると受精卵が作られ始め、妊娠3週になると胎芽に成長します。

(2)ママの身体の変化
妊娠2週に入ると女性ホルモンの働きにより、妊娠しやすくなります。妊娠2〜3週頃に排卵が起こり妊娠します。妊娠4週に初期症状として下腹部痛や胸の張り、眠気、だるさ、腰痛、頭痛、胃痛などを感じることもあります。

妊娠超初期における葉酸の役割1. 着床率を高める

葉酸には子宮内膜を厚くする効果が期待できます。子宮内膜が厚くなると受精卵が着床しやすくなるだけでなく、受精卵を守り子宮内膜に定着させることができます。また、葉酸には造血作用があるため、子宮内の血行促進にも効果があります。子宮内の血行が促進されると血液に乗って運ばれる栄養や酸素が受精卵にしっかり行き届くため、受精卵の成長促進効果が期待できます。さらに葉酸には細胞分裂を助ける作用があるため、受精卵自体の成長を促し、死産のリスクを軽減することも期待できます。

妊娠超初期における葉酸の役割2. 先天性異常のリスクを軽減する

妊娠超初期における葉酸サプリの摂取で特に重要視されているのが、胎児の先天性異常のリスクを軽減する効果です。先天性異常には、二分脊椎症と無脳症があります。

脊髄神経を収納する神経管は妊娠4週頃から作られ始め、妊娠6週頃に完成します。神経管の形成に何らかの障害が起こると脳神経や脊髄神経が機能しなくなり、二分脊椎症や無脳症が起こります。二分脊椎症の多くは出生直後に手術が必要です。無脳症は流産か中絶に至る場合が多いです。

妊娠超初期は妊娠の自覚症状がほとんどない時期ですが、体内では赤ちゃんの成長が始まっています。妊娠を希望している場合は葉酸を摂取するなど、赤ちゃんの成長をサポートしてあげましょう。