葉酸を摂った方が良いとは知っているものの、妊娠中期からの摂取量について悩む妊婦さんが多いようです。妊娠中期はどれくらいの葉酸を摂るべきなのでしょうか。今回は、妊娠中期に推奨されている葉酸の摂取量について解説いたします。不安を抱えている方はチェックしましょう。

妊娠中期以降も葉酸をしっかり摂るべき

妊娠初期は、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らすために葉酸を積極的に摂るべきと言われています。では、妊娠中期以降は摂らなくてよいのでしょうか。葉酸は、タンパク質や核酸の合成などにかかわる栄養素です。赤ちゃんや妊婦さんの健康を守るため、妊娠中期(妊娠16週から27週)以降も普段より多く葉酸を摂ることが勧められています。具体的には、1日当たり240μg(妊娠していない女性の推奨量)に240μgを付加した480μg/日を摂るとよいといわれています。

妊娠中期以降も葉酸を摂るべき理由

神経管閉鎖障害などとかかわりがないのに、なぜ妊娠中期に入ってからも葉酸を摂るべきと言われているのでしょうか。第一に、妊娠中期以降に葉酸を摂ることで血液中のホモシステインを抑制することができます。これにより、流産や早産などのリスクを抑えられると考えられています。また、葉酸を積極的に摂ることで貧血や妊娠高血圧症候群を防ぎ、免疫力がアップします。お腹の赤ちゃんと妊婦さんの健康を守るため、妊娠中期以降も葉酸の摂取が推奨されています。

多少であれば多めに摂ってもOK

葉酸を摂取していると、気になるのが過剰摂取です。葉酸は水溶性のビタミンなので、摂りすぎても尿として排出されます。そのため、基本的には摂りすぎの影響が現れにくいと考えられています。ただし、上限摂取量が定められています。20代女性は900μg/日、30代女性は1000μg/日を上回らないようにしましょう。あまりに摂りすぎると蕁麻疹などが発生する恐れがあります。妊娠中期は480μg/日を目安に葉酸を摂りましょう。

まとめ
妊娠中期も葉酸を積極的に摂ることが勧められています。1日の推奨摂取量は480μgです。この時期に葉酸を摂ることで、流産や貧血、妊娠高血圧症候群などを防ぐことができると考えられています。赤ちゃんと妊婦さんの健康を守るため、葉酸を摂取しましょう。