赤ちゃんの健康を守るため、妊娠初期にできるだけ摂ったほうがよいと言われる葉酸。妊娠中期からは、どのように葉酸と付き合えばよいのでしょうか。ここでは、妊娠中期以降の葉酸との付き合い方について解説しています。

妊娠初期に葉酸摂取が求められる理由

妊娠初期は、全妊娠期間中を通じて最も葉酸を摂りたい時期です。葉酸には、タンパク質や核酸の合成を助ける働きがあります。赤ちゃんの神経管が形成される妊娠7週目までに葉酸が不足すると、神経管閉鎖障害を起こすリスクが高くなります。そのため、妊娠初期(妊娠4週間前から妊娠12週目まで)は葉酸を積極的に摂るべきと言われているのです。具体的には、1日当たり240μg(妊娠していないときの推奨量)に400μgの葉酸をプラスすることが勧められています。

妊娠中期から葉酸の摂取はどうすればよい?

葉酸は、赤ちゃんの健康維持だけでなく、母体の健康維持にも役立ちます。たとえば、貧血の予防や免疫機能を高める働きなどが期待できます。そのため、妊娠12週目以降も葉酸をしっかり摂った方が良いと言われています。具体的には、1日240μgに240μgをプラスすることが勧められています。つまり、妊娠中期からは1日の480μgの葉酸を摂取するとよいでしょう。

葉酸の摂りすぎに注意しましょう

葉酸は水溶性のビタミンなので、過剰摂取分は尿として排出されます。しかし、あまりに摂りすぎると蕁麻疹や呼吸障害などを起こす恐れがあります。サプリメントを利用していると、気づかない間に過剰摂取している場合があるので気をつけましょう。ちなみに、葉酸摂取量の上限は、20代女性で900μg/日、30代以降の女性で1000μg/日です。妊娠中期からは推奨される摂取量が減るので、食事から摂ると安心です。葉酸は、枝豆や芽キャベツ、グリーンアスパラ、ブロッコリー、ほうれん草などに豊富に含まれます。妊娠中期からはこれらの食材を活用した献立を考えるとよいかもしれません。適量の葉酸を上手に摂るように心がけましょう。

まとめ
妊娠中期から推奨される葉酸の摂取量は減りますが、それでも赤ちゃんと母体の健康を守るために摂取するとよいと考えられています。具体的には、1日当たり480μgの葉酸を摂ることが勧められています。摂りすぎに気を付けつつ、不足しないようにしましょう。