妊娠のためには排卵日を把握することが大切です。今回は30代の女性からの相談です。基礎体温をつけ、排卵検査薬を使っていますが、排卵日が特定できず悩んでいます。専門家に聞いてみました。

排卵日についての相談:「排卵日を知る方法は?」


『毎日基礎体温を測り、排卵検査薬も使い、排卵日の特定を試みていますがなかなかできません。排卵検査薬の説明書には、検査薬で陽性が出てから24時間後〜48時間以内とありますが、時間の幅が大きすぎます。排卵検査薬で陽性が出た時に、基礎体温が下がっている時もあれば、上がり始めている時もあります。基礎体温がどうなったときに排卵する可能性が一番高いのでしょうか。(30代・女性)』

検査薬と基礎体温の合わせ技で。病院で相談するのも一つの方法

陽性反応後の時間の幅はどうしても出てきます。基礎体温を目安にしましょう。病院で相談するのも一つの手です。

『一般的に基礎体温が高温期と低温期に分かれていれば、体温が一番下がる前後に排卵が起こるといわれます。検査薬で陽性が出たら、24〜48時間の間に排卵が起こりますが、基礎体温も検査薬もあくまで目安です。必ずこの日に起こると特定するのは難しいでしょう。(産科・婦人科医師)』


『排卵検査薬は、LH(黄体形成ホルモン)の濃度に反応します。生理後、次の排卵準備のため、卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌され、量が増えるとLHが分泌され卵巣を刺激します。LHが一気に増えることをLHサージといい、一般的に尿中LH値が20mIU /mlからLHサージの開始とされます。刺激された卵巣は排卵をします。(看護師)』


『個人差はあるもののLHサージが開始し、LH濃度が上昇し始めて34〜38時間後、最もLH濃度の高いLHサージの頂点からは10〜12時間後に排卵が起こります。尿中LH値が30〜40mIU /ml以上になると陽性となり、時間的な幅や誤差を考慮すると、陽性反応が出てから「24〜48時間以内に排卵が起こる」という幅ができるため、基礎体温も一緒に目安とします。(看護師)』


『排卵検査薬や基礎体温では不確かと思われる場合、産婦人科でエコーによる排卵日の予測など、病院でのタイミング法について相談してみましょう。(看護師)』


陽性反応が出た2日後はチャンス。基礎体温をチェックして

検査薬で陽性反応が出た日から2日間は妊娠しやすいようです。この間の基礎体温をチェックしましょう。

『基礎体温は影響を受けやすいため、検査薬の方が可能性が高いでしょう。検査薬で陽性が出てからタイミングを図りましょう。排卵が1〜2日前後しても、子宮の中での精子の寿命は3日〜1週間ほどで、卵子の寿命は約24時間です。妊娠しやすい時期は排卵2日前・前日・当日・翌日の順なので、焦る必要はありません。(産科・婦人科医師)』


『基礎体温は排卵が起こる時に一度下がってから高温期に入りますが、排卵を把握するというより排卵が起こったことを知ることしかできません。妊娠しやすい時期は排卵検査薬で陽性反応が出た日から2日後で、その間に基礎体温が高温期に入れば、排卵があったとわかります。現在ではこれが限界で、ベストな排卵の把握方法です。(看護師)』


排卵検査薬で陽性反応が出たら、基礎体温をチェックし、タイミングを図るのがよいようです。より正確に知りたいと思ったら、病院で相談してみましょう。