カレンダーどおりにいかないのが妊娠出産です。排卵日前後に性行為をしても妊娠しないのに、生理後数日での性行為で妊娠することもありますが、これはいったいなぜなのでしょうか。専門家に聞いてみました。

排卵日についての相談:「排卵日の予測が難しいのはなぜですか?」


『これまでなかなかできませんでしたが、幸い第一子を妊娠しました。携帯アプリの排卵日予想のカレンダーを基準にしていましたが、ストレスや体調によって数日の変化はあるとはいえ、数カ月間妊娠できませんでした。しかし生理の数日後にセックスしたところ、妊娠しました。基礎体温の変化はよく分かりませんでした。排卵日の予想は生理開始から2週間後くらいと聞きますが、実際はどうなのでしょうか。(30代・女性)』

精子の寿命は3〜7日。生理後の性行為でも可能性あり

次の生理予定日から約2週間前に排卵が起こります。生理後数日での性行為でも、子宮内の精子の寿命は3〜7日といわれるため、妊娠する可能性はあります。

『一般的な生理周期は平均28日周期であり、25日〜38日の周期が正常とされています。月経期(生理期間)は3〜7日間程度であり、その後の卵胞期(卵胞と子宮の準備期間)が約1週間、その後排卵が起こります。生理開始から計算すると、約2週間後に次の排卵が起こりますが、生理周期や生理期間には個人差がありますので、あくまで目安です。(看護師)』


『子宮に進入してからの精子の寿命は、3〜7日程度です。生理が5日で終わりその数日後、例えば3日後に夫婦生活をし、精子が子宮内で6〜7日生きていたと仮定すると、2週間ほど経つことになります。精子が卵子を待ち構えていたと考えれば、生理終了数日後の夫婦生活でも妊娠は可能と考えられます。(看護師)』


『生理周期が短い場合、排卵後に起こる黄体期(分泌期とも呼ばれ、着床を待っている期間)は、14日前後とほぼ一定で、その分月経期+卵胞期が短いことが考えられます。そのため月経終了後の数日で排卵を迎える場合もあるでしょう。月経不順だったり、月経期間が短い場合には、月経終了後すぐの夫婦生活でも妊娠の可能性は十分に考えられます。(看護師)』


30代前半の自然妊娠率は30%。タイミングが合っても妊娠するとは限らない

30代前半の女性の場合、自然妊娠率は多くて30%といわれています。排卵日前後に性行為したとしても、確実に妊娠するわけではありません。

『確かに女性の身体はデリケートですから、ストレスや体調によっても排卵が前後しますし、生理も必ず同じ周期で起こるわけではありません。確実に排卵日を特定するには、基礎体温を測ったり、排卵検査薬を使用しますが、あくまでも予想です。必ずこの日に排卵が起きると断言するのは難しいでしょう。(産科・婦人科医師)』


『排卵日の計算法は色々ありますが、生理がほぼ同じ周期で起きていれば、次の生理予定日から約2週間前に排卵が起こると考えてください。排卵日前後に性行為があっても、100%妊娠するわけではありません。一般的に30代前半での自然妊娠の確率は60%で、生理と思ったのが化学流産だった場合もあります。(産科・婦人科医師)』


女性の身体はデリケートなだけに、予測は難しいようですね。子宮内の精子の寿命は3〜7日あることを考えると、生理後数日での性行為でも妊娠する可能性はあります。