産後1カ月を過ぎるまで、できるだけ安静にすることが望ましいですが、多くのママは退院後、慣れない育児と家事に追われます。そんなママのサポートをしてくれる施設が産後ケアセンターです。今回は産後のママをしっかりサポートしてくれる産後ケアセンターについて紹介します。

産後の身体はとってもデリケート

産後1カ月を過ぎるまでは、ママはできるだけ横になり、身体の回復に専念する必要があります。しかし、実際には里帰り出産などをしない限り、ママは産後4日〜1週間の間に退院し、体力が戻らないまま、家事や育児に追われます。特に初産婦の場合、慣れないことばかりの生活となるため、無理をすると腰痛などのほかにも産後うつや産後クライシスを発症する危険があるため注意が必要です。

(1)産後うつ
育児へのプレッシャーや不安などによりストレスを感じ、うつ状態に陥ることを産後うつといいます。産後うつの発症には産後分泌されるホルモンの影響も指摘されています。産後うつと混同しやすいものにマタニティブルーがあります。マタニティブルーの場合、1週間程度で自然と症状が治まりますが、産後うつの場合は治療が必要です。

(2)産後クライシス
産後2年以内に夫婦仲が悪化することを産後クライシスといいます。この言葉はもともとNHKの情報番組で使用された造語でしたが、今では産後訪れる問題として広く知られるようになりました。

産後ケアとは?

産後ケアとは産前から産後へと変化する女性の心身に配慮し、育児支援やママの仕事、社会とのかかわりなど出産直後だけでなく、長期にわたって受けられる包括的なサポートシステムです。産後ケアは心身のケア、育児知識の獲得、快適な環境作りという3つの要素から成り立っています。

産後のママをケアしてくれる産後ケアセンター

産後ケアセンターは出産後のママと赤ちゃんが利用できる宿泊型のケア施設です。看護師や助産師、臨床心理士などの資格を持つ産後ケアリストが在籍しており、24時間体制でママと赤ちゃんをサポートしてくれます。産後ケアセンターによって細かなスケジュールに違いはありますが、一つの例を見ていきましょう。

【産後ケアセンターで過ごす1日の流れ】
8:00 朝食
9:00 ハーブテント、足浴
10:30 母乳授乳
11:00 育児指導
12:00 昼食
13:00 温熱治療
14:00 授乳指導、乳房マッサージ
15:00 間食
16:00 エステ
17:30 母乳授乳
18:00 夕食
20:00 フリータイム
20:30 母乳授乳
21:00 夜食

産後ケアセンターでかかる費用はそれぞれの施設により違いがありますが、1泊約3〜7万を目安に考えるとよいでしょう。施設によっては日帰りプランや出張型のケアプランもあるため、長期宿泊以外で利用することも可能です。気になる方は、まずは日帰りプランを試してみてはいかがでしょうか。