産後の生活をどのように過ごせばいいのか、イメージできていないママは多いようです。出産後、すぐに退院するわけではなく、病院では具体的にどのように過ごすのでしょうか。今回は産後の生活の流れを見ていきましょう。

産後の生活の始まりは病院で過ごす

産後4日〜1週間までは入院生活を送ることになります。病院により、スケジュールは異なりますが、病院での産後の生活の流れは以下の通りです。

(1)産後1日
◆母体の検査
◆黄疸、体重、体温などの赤ちゃんの状態を確認
◆シャワーの開始
◆授乳・おむつ替えの開始

(2)産後2日
◆沐浴指導・実施
◆授乳指導
◆乳房マッサージの開始
◆退院指導
◆尿検査
◆血液検査
◆体重測定
◆内診・退院診察
◆退院準備

(3)産後4日〜1週間
◆退院

産後1カ月までの産褥期は無理をしないで

産後6〜8週間までの間を産褥期といいます。産褥期は妊娠や出産によって変化した身体がゆっくりと妊娠前の身体に戻ろうとする時期です。産後約1カ月で起きている身体の変化は以下の通りです。

(1)骨盤
骨盤は赤ちゃんがスムーズに産道を通れるように開いていきます。産後は元の位置に戻ろうとしますが、矯正しなければ元の位置に戻ることは難しく、放っておくと歪んでしまいます。そのため、出産直後から骨盤矯正ができる骨盤ベルトを着用するママが多いです。

(2)子宮
子宮は赤ちゃんの成長とともに膨らみ、臨月になると胃の高さに届くまで大きくなります。出産を終えると、子宮は勢いよく収縮し、元のサイズに戻ろうとします。これにより、胎盤が剥がれた際に生じる出血を止めることができます。

産後1カ月までは身体の変化に合わせ、出産による体力の回復が必要な時期であるため、安静に過ごすことが大切です。

1カ月検診を終えたら本格的なストレッチを開始

身体が妊娠前の状態に完全に戻るまでには約6カ月の期間が必要です。骨盤の歪みの解消や腹筋トレーニングは、産後6カ月までに集中して行うことが大切です。赤ちゃんの1カ月検診を終えたら、体型を戻すための本格的なストレッチを開始しましょう。

【腹筋トレーニング】
授乳中でも腹筋を鍛えることができます。

? お腹に空気を入れるイメージでゆっくりと息を吸います
? 口から細く長くゆっくりと息を吐きだします

【骨盤矯正ストレッチ】
フラフープを回すように腰を動かすだけで、腰痛防止にも効果を発揮します。

? 両足を肩幅に広げ、つま先はまっすぐ前に向けます
? 腰に手を当て上半身を固定したまま右回りに腰を回します
? 30回繰り返します
? 同様に左回りも行います

産後の生活は病院から始まります。病院では退院後困らないように、さまざまな指導が行われます。しっかりと指導を受け、産後の生活を有意義なものにしましょう。