産後、赤ちゃんの世話や家事で忙しいと、頭痛がしてもゆっくり休むこともままなりません。しかし、授乳中の頭痛薬は赤ちゃんへの影響が心配です。ここでは、産後の頭痛薬の服用可否や注意点について説明します。

産後の授乳中に頭痛薬は飲んでもいいの?

産後は、ホルモンバランスの乱れや骨盤の歪みなどの影響で頭痛が起こりやすくなります。家事や育児に追われると、なかなか安静にして体を休めることができないため、頭痛薬に頼りたくなると思います。ただ、授乳中の薬の服用は赤ちゃんへの影響が懸念されます。実際はどうなのでしょうか。

頭痛薬に限らず薬を服用すると母乳にも入りますが、母乳に含まれる量は約1%といわれています。そのため、母乳を飲んだ赤ちゃんに悪影響が出るリスクはとても低く、何らかの影響があっても一時的な症状で済むケースがほとんどです。

ただし、生後1?2カ月の赤ちゃんは肝臓や腎臓の機能が未成熟で、薬を排泄する力が弱いため頭痛薬などの薬の服用は避けましょう。薬の影響を避けるには、頭痛薬を服用するのはなるべく授乳後にして下さい。

授乳中の服用を避けたい頭痛薬と注意点

頭痛薬には、産後の授乳中でも服用できるものと、避けた方がよいものがあります。市販の頭痛薬には色々な種類がありますが「アセトアミノフェン」を主成分とした頭痛薬は授乳中の赤ちゃんにも悪影響を及ぼさないといわれています。

一方「イブプロフェン」「アスピリン」を主成分とした頭痛薬は医師や薬剤師に相談した上で服用する必要があり「ロキソプロフェンナトリウム水和物」を主成分とした効き目が強い頭痛薬は、授乳中の服用は控えるよう注意が促されています。いずれも有名な市販薬に含まれる成分ですので、購入前に必ずパッケージの成分表示や注意事項を確認し、主治医や薬局の薬剤師に相談して下さい。

ただし、授乳中に服用しても大丈夫な頭痛薬であっても、使用量を守らなかったり、長期間服用を続けたりすると影響が出るケースもあります。市販の頭痛薬が心配な方は、かかりつけの医師に処方されたものを服用する方が安心できるでしょう。

<まとめ>
産後の授乳中に頭痛薬を服用するのは赤ちゃんへの影響が心配されますが、薬の成分が母乳に含まれる割合はとても低いため、実際の影響はほとんどないといわれています。ただし、市販の頭痛薬には授乳中に服用して大丈夫なものとそうでないものがあります。購入前に表示をよく確認し、医師や薬剤師に相談して下さい。