産後、足がパンパンにむくんでしまうことはありませんか?産後は生理的なメカニズムによってむくみが生じやすくなります。ここでは、産後にむくみを引き起こす主な原因や、改善するポイントについて説明します。

産後は一時的に水分バランスが崩れやすい

産後はむくみに悩まされる人が多くいますが、何が原因なのでしょうか。むくみとは、体内に余分な水分や老廃物が溜まっている状態です。血液やリンパの流れが悪くなると、水分や老廃物をスムーズに排出できず、むくみにつながります。

産後のむくみの原因は、まず出産による水分バランスの大幅な崩れが挙げられます。妊娠中は通常よりも血液量が約1.5倍に増加しますが、分娩時に多くの血液や羊水が体外へ排出されます。急激に水分バランスが崩れると、体は不足した水分を補うために必要以上に溜め込もうとするため、産後はむくみやすくなるのです。

出産時の水分バランスの崩れによるむくみは一時的な症状なので、産じょく期を過ぎれば自然に治るでしょう。

授乳による水分不足や運動不足にも要注意!

産後、授乳が始まると母体は再び水分不足に陥りやすくなり、水分を溜め込もうとしてむくみを引き起こしやすくなります。また、産後は家事や育児に追われて家にいることが多く、運動不足による代謝の低下がむくみの原因となるため、注意が必要です。慣れない育児によるストレスや、赤ちゃんの夜泣きや夜間の授乳による睡眠不足といった心身の疲労も代謝を悪くします。

産後のむくみは、出産による一時的な生理現象や生活の大きな変化に伴って生じることが多いです。ただし、高血圧の人の中には、腎臓の機能障害が原因でむくんでしまうケースもあるため、むくみが気になる場合は早めに医師に診てもらいましょう。

実践しよう!産後のむくみを解消する方法

産後のむくみを改善するには、以下の方法が効果的です。
・ 塩分を控えた食事を心がける
・ 産じょく体操や散歩などの軽い運動を取り入れる
・ クッションや丸めたタオルを使い、足を少し高くして寝る
・ 熱めのお湯を洗面器に張り、約10分足湯をする
・ 着圧ソックスを履く

塩分の摂り過ぎは水分を溜めやすくするため、日ごろから減塩を意識しましょう。軽い運動や足を高くして寝ること、着圧ソックスを履くことは血流やリンパの流れを改善し、むくみにくくしてくれます。

<まとめ>
産後にむくみやすくなる主な原因は、体内の水分バランスの崩れです。出産直後は血液や羊水が体外に排出されて一時的に水分になり、それを補うため、水分を過度に溜め込もうとします。また、授乳による水分不足や運動不足による代謝の低下もむくみを助長させます。このような生理的な現象によるむくみの場合は、塩分の摂取を控えたり、軽い体操を取り入れると改善します。無理のない範囲でできることから実践し、むくみを上手に解消しましょう。