2人目、3人目の子どもをもうける不安

1人目の子どもを持った後に、経済的な問題や、負担が重くなることを心配して、2人目、3人目と続けて子どもをもうけるのをためらう世帯も多いようです。

そんな中で、少しでも両親の不安を緩和したいと、多子世帯を優遇する取り組みを行っている自治体などがあります。

保育料の支援

政府は今年度から、子どもが3人以上いる低所得世帯の保育料を、2人目は半額、3人目以降は無料としました。

先進的な子育て支援の取り組みを行っている兵庫県明石市では、世帯の所得を問わずに、第2子以降の認可幼稚園と保育所の保育料が無料となっています。

また同市では、子どもが通院や入院にかかる医療費を、中学卒業まで無料にしています。

様々な生活支援

埼玉県では、子どもが3人以上いる世帯と、現在は2人だが3人目を希望している世帯向けに、中古住宅の取得やリフォームの諸経費を、最大50万円補助する支援を行っています。

東京都杉並区においては、保育所入所申し込みの際に必要となる基準指数を、3人以上の子どものいる世帯に対して、「4点」加点する支援を来年度入所分から始める計画です。

また、ちょっと変わった取り組みとしては、大阪府池田市に在住で4人以上の子どもがいる世帯に対して、市内に本社があるダイハツ工業が軽自動車を3年間無償貸与する制度がありました。

この「エンゼル車提供制度」は、来年度から池田泉州銀行とも連携し、第3子以上を出産した世帯に対して、従来の新車無料貸与に加え、市と同銀行から5万円の積立式定期預金通帳が送られるようになります。

子育て世帯に選択肢

このような支援体制を築いている自治体は、子育て世帯にとって助けとなる部分も大きいでしょう。もしかしたら転入を希望する家族もいるかもしれません。

各自治体が、子育て支援に重きを置いて、様々な優遇制度を実現していくことで、自治体間の競争とまではいいませんが、周辺に住む家族がどこで子どもを産み育てるのかという選択肢を与えられることになれば、日本全体の子育て環境が良くなっていくことでしょう。

参考サイト

明石市ホームページ

埼玉県ホームページ

杉並区ホームページ

池田市プレスリリース