母乳には様々な栄養素がバランス良く含まれているため、産後すぐに与え始めると良いといわれています。母乳の分泌量や出始める時期には、個人差があります。今回は、いつから母乳が分泌し始めるのか、不足している場合の対処法などについて解説します。

生後2日頃から初乳が出る

母乳は生後2日頃から出始めることが多いようです。しかし、いつから出始めるかには個人差があります。生後2日頃から出始める母乳のことを初乳といい、様々な免疫物質が多量に含まれています。ミルクには免疫物質が含まれていないため、初乳を極力与えることが大切です。

産後はプロラクチンという母乳の分泌を促すホルモンにより、常に母乳が作り続けられます。産後すぐは約3時間ごとに授乳し、産後3〜4カ月頃からは基本的に昼のみ与えることになります。赤ちゃんが母乳を求める時にだけプロラクチンが分泌されます。しかし、授乳の態勢が悪いと母乳が乳腺に詰まり、乳腺炎を起こすことがあるので注意が必要です。

母乳が不足する場合がある

産後すぐは十分な量の母乳が作られず、不足することがあります。その場合は、1回につき約30〜40mlのミルクを追加で与えましょう。ミルクは消化に時間がかかるため、与え過ぎに注意しましょう。

授乳を続けることで刺激を受け、母乳の分泌量が徐々に増加するので、いずれは完全母乳に切り替えることができます。産後3〜4カ月頃までは焦らずに、1日に8〜10回の授乳を続けましょう。

母乳不足の見分け方

次のような場合は母乳が不足している可能性があります。

(1)授乳後1〜2時間以内に母乳を求める

(2)排泄回数が少ない

授乳の間隔が約3時間になるようミルクの量を調整しましょう。

母乳の分泌を促進させる方法

授乳を長時間行わない場合は、新しく作られる母乳の量が減少します。1回の授乳で多くの母乳を飲ませようと、前回の授乳をミルクに置き換えても分泌量は増加しません。母乳は血液から作られるため、血液の量を増やす食事を心がけましょう。

身体を温める根菜類やスープなどを摂りましょう。母乳の分泌量は糖分を摂ることで増加しますが、ケーキやアイスクリームなど乳脂肪分が多いものは乳腺詰まりの原因になるといわれているため控えた方が良いでしょう。水分は食事以外で約3リットルの摂取が必要です。

<まとめ>
母乳は生後2日頃から出ることが多いようですが、分泌量が不足している場合もあります。母乳の分泌量が安定するまでは、ミルクとの混合授乳を行いましょう。また、母乳の分泌を促す食事を心がけましょう。