現在では赤ちゃんが自分の意思で授乳を卒業する卒乳が一般的ですが、様々な理由で意図的に母乳育児を止める断乳が必要になる場合もあります。断乳を成功せるためには、開始2日目がカギになるようです。今回は断乳を成功させる方法について解説します。

断乳は計画を立てて行う

一昔前は1歳を過ぎたタイミングで意図的に授乳を止める断乳が一般的でしたが、現在では母乳育児を無理に止める必要はないという考えが浸透し、赤ちゃんがおっぱいを必要としなくなり、自然に授乳しなくなるまで待つ卒乳を選択するママが増えています。

しかし、ママの社会復帰や病気などを理由に断乳が必要になる場合もあります。断乳が必要な場合は、以下の手順で計画し、進めていくことが重要です。

1.本格的な断乳開始日を1週間以上先に設定する
2.赤ちゃんに「もうおっぱいはばいばいしようか」などと声掛けし断乳することを伝える
3.断乳初日までは授乳時間や頻度を少しずつ減らしていく
4.断乳初日から3日間は母乳を与えない

以前はおっぱいにからしを塗るなどの方法もありましたが、赤ちゃんが生まれてからずっと与え続けてきたおっぱいを、無理に奪うようなやり方はおすすめできません。断乳を決意したら、本格的なスタートは少し先に設定し、まずは赤ちゃんにおっぱいはもう必要ないものになったことを伝え、自らばいばいできる様に促してあげましょう。

さらに、授乳時間や頻度を少しずつ減らし授乳のない生活に慣らしてあげます。これは赤ちゃんのためだけでなく、急に断乳するよりも乳腺炎などのトラブルを回避することができるため、ママの身体にも大切なことです。

断乳2日目で断念するママが多い

成功するための断乳のポイントは、3日間徹底して母乳を与えないことです。初めてのことに赤ちゃんは戸惑い、夜泣きが悪化する場合もありますが、これは徹底してください。4日目を過ぎたあたりから、赤ちゃんは母乳を求めなくなる場合が多いようです。

しかし、その時期に突入する前段階の断乳2日目は赤ちゃんが母乳を求めるピークです。おっぱいを求めて泣きじゃくる子どもの姿についついおっぱいを与えてしまうママも多いようですが、ここで母乳をあげてしまうと沢山泣けば母乳がもらえると学習してしまい、せっかく立てた断乳計画が頓挫してしまいます。断乳をしているということはそれなりの理由があって取り組んでいるはずですから、成功させるためにもここはぐっと堪えましょう。

断乳する際の注意点

断乳により、赤ちゃんは水分不足に陥りがちです。特に頻繁な水分補給を必要とする夏場は断乳の時期として適切ではありません。また、その他の季節に行う場合も、脱水症状に陥らない様、意識的に麦茶など母乳の代わりになるもので水分補給を促しましょう。

また、赤ちゃんにとって授乳は栄養補給のためだけでなく、ママとの大切なコミュニケーションタイムでもあります。断乳によりその機会がなくなるため、こちらも意識的に赤ちゃんと接する時間を多く設けるようにしましょう。

断乳が必要な場合はいきなり始めるのではなく、計画性を持って進めていくことが大切です。断乳2日目を乗り越えて、断乳を成功させましょう。