妊娠し、排卵が止まると生理はストップしますが、授乳中もホルモンの関係上、しばらく生理が来ないことがほとんどです。では、いつ頃生理は再開されるのでしょうか。今回は断乳後に再開することが多い生理について解説します。

妊娠によりストップする生理

子宮の内側には子宮内膜があります。子宮内膜は細胞、毛細血管、分泌腺などにより構成された組織です。排卵が起こると受精卵を迎え入れるために子宮内膜は徐々に厚くなります。約1cmの厚さにまで成長しますが、受精自体がない場合や受精はしたものの子宮内膜に着床せず、妊娠が成立しなかった場合は、子宮内膜の表面部分にある機能層が剥がれ落ちて出血が起こります。
これが生理です。妊娠すると排卵が止まるため、生理が来なくなります。

授乳期に生理が来ない理由

産後の身体は約2カ月で妊娠前の状態に戻るといわれており、生理もこの期間中に再開します。しかし、授乳中の場合は排卵が起こりにくく生理が再開しません。
これは、授乳中にプロラクチンというホルモンが分泌されるためです。プロラクチンには排卵を抑える作用があるため、授乳期間中は生理が再開されにくいです。1日に5回以上、且つ1回10分間以上授乳している場合はプロラクチンの分泌量が多くなるといわれています。また、プロラクチンの分泌は夜間に活発になるため、夜の授乳機会が多いと生理開始の時期も遅くなるようです。

断乳後の生理開始のタイミング

プロラクチンの分泌は、断乳後1カ月程度で正常値に戻ります。生理再開の目安は断乳後1〜3カ月であり、産後8カ月までにほとんどのママは生理が再開します。しかし、授乳状況の違いにより個人差があるため、この期間は一つの目安として押さえておくと良いでしょう。

産後1年6カ月、もしくは断乳後3カ月以上経つにも関わらず生理が再開しない場合は、排卵障害を起こしている可能性もあります。断乳からしばらく経っても生理が再開しない場合は、かかりつけの医師や乳児の検診時に相談してみましょう。

断乳後の生理は、妊娠前と出血量が変わることがあります。また、生理痛の症状が重くなる方も多いようです。出産により子宮内の環境に変化が生じる場合があり、生理の症状も変化すると考えられています。断乳後は生理の開始時期や症状についてあまりナーバスにならずに、リラックスして過ごしましょう。