赤ちゃんの気持ちを尊重しつつ母乳育児を終了する卒乳時期について、特に決められた決まりはありません。しかし、実際に卒乳を迎えた子どもたちはいつ頃卒乳したのでしょうか。今回は卒乳を行う時期について解説します。

卒乳時期は特に決まりがない

卒乳時期について特にいつ頃までに行ったほうが良いという決まりはありません。以前は1歳を過ぎると強制的に母乳育児を終了させる断乳が一般的でしたが、現在は赤ちゃんの意思を尊重し、おっぱいに満足してから授乳を卒業させた方が良いという考え方が広がりつつあります。これが卒乳です。

卒乳には赤ちゃんが求める時期について母乳を与え続ける自然卒乳や、自然と母乳を飲まなくなるように卒乳へ誘導する言い聞かせ卒乳、断乳混合型の方法まで様々です。卒乳をいつ頃から開始しても問題ないかについては月齢を参考にするのではなく、卒乳しても他の方法で栄養や水分補給ができる準備が整っているかについて考慮する必要があります。あまりに早い段階で赤ちゃんが母乳を欲しがらなくなった場合は、母乳の質や授乳環境に問題が出ている可能性もあるため、正しい診察が必要です。

卒乳した時期はいつが多い?

実際に卒乳する時期はいつ頃が最も多いのでしょう。東京医療保健大学が実施した調査によると卒乳した時期で一番多いのは1歳〜1歳3カ月で、この時期に卒乳した子は全体の約42%を占めます。

続いて1歳4カ月〜1歳6カ月が約18%、10〜11カ月が11%と続きます。この調査には断乳により、授乳を終えたケースも含まれており、自然卒乳のみのデータではないものの、やはり離乳食に完全移行が可能な1歳前後で卒乳に成功したケースが多数の様です。

卒乳時に注意したい乳腺炎

卒乳に合わせて行いたいのがおっぱいケアです。それまでよりも授乳量が減ると母乳の生成量と消費量がアンバランスになるため、ママの胸には余った母乳が溜まりがちになります。これは必要に応じて搾乳し、体外に排出させないと胸に痛みやしこりが生じる乳腺炎に発展する可能性があるため注意が必要です。

卒乳時期は基本的に赤ちゃんの気持ちを尊重する為、時に決められた実施期間はありませんがやはり1歳前後を目安に始まる場合が多いようです。断乳と卒乳、どちらかに偏るのではなく、どちらも取り入れ、赤ちゃんの意思に沿った内容で卒乳を成功させましょう。