断乳したからといって、すぐに母乳が作られなくなるわけではありません。おっぱいの中に古い母乳が溜まりすぎると、乳腺炎になることもあります。育児中のママは自分のことを後回しにしがちですが、きちんとおっぱいケアを行いましょう。

断乳後のおっぱいケアの必要性

断乳したからといって、急に母乳の生産が止まるわけではありません。古い母乳を長期間出し切らないでいると、乳腺炎などのトラブルの元になります。母乳がたくさん出るママの場合、断乳後長期間経ってから乳腺炎になることもあります。乳腺炎予防方法として「赤ちゃんにたくさんおっぱいを吸わせる」がありますが、断乳中はこの方法は使えません。ママが自分でしっかりケアして、乳腺炎を予防しましょう。

おっぱいケアの進め方

断乳開始後3日目までは、できるだけおっぱいへの刺激を控えます。おっぱいが張って辛くなったら、圧を抜く程度に軽く絞りましょう。この時に搾りすぎると、母乳がたくさん分泌されます。軽く搾って楽になったら、濡れタオルなどでおっぱい全体を冷やします。おっぱいを温めると張りやすくなるので、入浴はぬるめのシャワーで済ませます。
4日目に「おにぎり絞り」で母乳をすべて搾ります。同様に、1週間目と1カ月目にもおにぎり搾りで母乳を搾りましょう。
断乳後しばらくは、つまりの原因になる食べ物(甘い物、油っこいもの、お餅など)を控えましょう。また、ストレスや疲労をためないようにしましょう。

□おにぎり絞りの方法
大きいおにぎりを作る容量で、おっぱい全体を両手で包みます。おっぱいの根元から乳首の方向へ少しずつ圧力をかけ、母乳を搾り出します。
おにぎり絞りをする時は、乳頭を直接刺激してはいけません。乳頭への刺激は、母乳の分泌につながります。

□確実にケアしたいなら、母乳外来に相談を
確実におっぱいケアを行いたい人やセルフケアに不安がある人は、母乳外来へ行ってみましょう。プロの方のマッサージで、古い母乳をしっかり搾り切ることができます。

乳腺炎になってしまったら

断乳後の乳腺炎の多くは、乳腺が詰まって起こる急性うっ滞性乳腺炎です。急性うっ滞性乳腺炎のおもな症状は、以下の通りです。
・おっぱい全体が熱を持つ
・おっぱいに痛みを伴うしこりができる
・おっぱい全体が固くなる
・発熱
・頭痛
・関節痛
・黄色がかった母乳が出る
悪化すると入院が必要になることもあるので、早めに産婦人科や母乳外来へ行きましょう。

断乳後のおっぱいトラブルを防ぐために、しっかりおっぱいをケアしましょう。断乳を開始したら、定期的に「おにぎり搾り」で古い母乳を搾り切ります。また、食生活や疲労・ストレスの溜めすぎにも注意しましょう。セルフケアに不安がある人は、母乳外来できちんとケアしてもらうと安心です。もし乳腺炎になってしまったら、早めに病院へ行きましょう。