紛争による悲しい現実

紛争によってイエメンの保健・栄養システムは壊滅的な被害を受け、何百万人もの子どもと女性の命が危機に直面しています。

9月28日紛争が今も続くイエメンで、ユニセフ(国連児童基金)とパートナーは女性と子どもの命を守るために重要な保健・栄養支援を届けるアウトリーチ・キャンペーンを実施したと発表しました。

イエメンの取り巻く子どもの環境

イエメンでは子どもの中の、2,500万人が下痢に、1,300万人が急性呼吸器感染症に感染する恐れがあり、また1,500万人が栄養不良状態、37万人が重度の急性栄養不良状態に陥っています。

この危機を救うため、同キャンペーンにより9月24日から29日の間、イエメン全土で60万人以上の5歳未満児と18万人の妊婦および授乳期の母親に対し、予防接種、ビタミン補給、虫くだしの投与、栄養不良状態の検査、子どもの感染症治療、女性への産前産後ケアなど、保健・栄養分野の様々な支援が届けられました。

ユニセフは1月以降、子ども4,600万人以上にポリオの予防接種、子ども13万3,000人以上に重度の急性栄養不良に対する治療ケア、そして、16万8,000人以上の妊婦および授乳中の母親に対して妊娠期と産後に必要な支援を提供するなど人道的支援を行っています。

まだまだ続く、イエメンの危機

またイエメン保健省は先日、プライマリ・ヘルスケア・システムを運用するための基本的な費用が賄えなくなったと報告しました。

このことで薬を店舗から遠隔地の診療所に届けるといった医薬品の運搬ができなくなること、燃料や電気の供給が途絶え、ワクチンや薬を保存するための冷蔵庫が使えなくなること、診療所で明かりを灯せなくなるなどの支障が出てきてしまいます。

ユニセフ