出産してから尿漏れの症状を訴えるママは多く、その原因は骨盤底筋の緩みだといわれています。尿漏れの期間や頻度などは人それぞれですが、産後2年経っても続く尿漏れについて、医師や臨床心理士さんたちは何といっているのでしょうか。

ママからの相談:「産後の尿漏れ。骨盤ベルトも効果がないが、よい改善策はある?」


『娘を出産した約半年後から、軽い尿漏れをするようになりました。 最初は吸水シートを日に1回交換すればよい程度でしたが、くしゃみやちょっとお腹に力を入れるだけで尿漏れするようになり、今では1日3回以上シートを交換しないといけません。 骨盤の歪みが原因かと思い、骨盤矯正ベルトを1日装着していますが効果がありません。 この尿漏れはいつまで続くのでしょうか?尿漏れを軽減するための体操などはあるのでしょうか。(30代・女性)』

骨盤底筋や陰部付近の筋力低下

産後の尿漏れは、ほとんどが骨盤底筋の緩みが原因のようです。骨盤体操などが効果的ですが産後時間が経っているので、一度泌尿器科を受診してみるのもよいでしょう。

『産後の尿漏れの原因は、ほとんどが骨盤底筋の緩みによるものです。産後半年を過ぎると骨盤矯正が難しくなりますので、骨盤体操やスクワットなどで下半身を鍛えてください。骨盤底筋を鍛えるトレーニングはネットでも紹介されていますし、出産した病院に尋ねてもよいでしょう。産後の尿漏れは病院にかかるほどではないですが、時間が経過しているため、一度泌尿器科を受診した方がよいかもしれません。(産科医師)』


『出産によって、骨盤底筋をはじめとする陰部付近の筋力や、感覚神経の働きが鈍ってしまったための尿漏れだと予測されます。一度鈍ってしまった筋力や感覚神経の働きが、自然に元に戻ることはなかなか難しいです。回復させるには、その部分を鍛える必要があります。(臨床心理士)』


尿漏れに効果的な運動は?

自宅で手軽に行える尿漏れ対策として、肛門をギュッとしめる運動や、排尿を途中で意図的に止めるトレーニングなどが有効のようです。

『軽い尿漏れでしたら、立った状態で肛門をギュッと引き締める運動を1日に数回繰り返したり、排尿時に途中で一旦排尿を止めるなどの訓練で改善できることがあります。下半身を冷やさないように注意し、排尿は我慢しないようにしてください。また、排尿を控えるために水分を制限すると、尿を濃縮させ膀胱炎を起こしやすくなり逆効果なので、水分は通常通りとってください。(産科医師)』


『骨盤底筋運動や、排尿時に尿を止めたり出すようなトレーニングを行うとよいでしょう。短期間で即効果が出るものではないですが、日々積み重ねることでよい結果に繋がると思います。ちなみに、骨盤の歪みによって尿漏れが起こることはないように思うので、骨盤矯正ベルトの装着は尿漏れに対しては効果がないかもしれません。(臨床心理士)』


産後の尿漏れは珍しいことではなく、骨盤底筋体操や肛門をギュッとしめる運動などで改善できるようです。産後少し時間が経っていますが、トレーニングをしてみてそれでもやはり改善しない時は、泌尿器科で診てもらった方がよいかもしれません。