産後は慣れない育児や頻回な授乳などで、誰でも疲労困憊することがあります。もう1人子どもがほしいが、以前の出産時のことを思うと年齢的にもっとイライラがひどくなりそうだという相談に対し、看護師さんや臨床心理士さんのアドバイスとは。

ママからの相談:「40歳を過ぎての出産は、イライラも激しくなる?」


『子どもがもう1人欲しくて妊活中ですが、出産年齢が40歳を超えてしまいます。前回の妊娠時も、産後はイライラがすごくて夫と喧嘩が絶えませんでしたが、高齢出産だと産後ノイローゼのリスクも上がるのでしょうか。当時より体力も落ちているはずだし、更にイライラがひどくならないか不安です。また産後のイライラは、どのように解消すればよいでしょうか。(30代・女性)』

高齢出産はホルモンバランスが乱れやすい

高齢出産はホルモンバランスの変化が激しいため、産後のストレスなどが原因でうつを発症しやすいようです。

『産後のイライラは、ホルモンバランスの変化や育児疲れやストレスが原因といわれますが、高齢出産になると体力の回復が遅れたり更年期を前にホルモンバランスが激しく乱れるため、産後うつを発症しやすいようです。なりやすい方は何でも1人で頑張ろうとする方、完璧主義の方に多いとされています。(産科医師)』


『出産後はホルモンバランスが急激に変化しますが、この変化に身体がついていけず心身共にバランスを崩しがちです。更に慣れない育児で心身の不安定さは倍増し、それが過度に進行すると産後うつの状態にまで至ります。(臨床心理士)』


『産後うつはホルモンバランスの変化などのほか「不眠や睡眠不足」「育児に非協力的だったり父親としての自覚がない夫に対するイライラ」「義父母など夫以外の人との関係に由来するストレス」「社会からの孤立」が主な原因として考えられています。(臨床心理士)』


家事は手抜きで家族に手伝ってもらう

うつは、性格的なことも関係しています。家事や育児を1人で背負い込まず、パパなど周囲のサポートを求めることで解決できることもあるようです。万が一産後にうつかな?と感じたら、早めに心療内科などを受診した方が安心でしょう。

『何でも1人で抱え込まず夫や他の家族にも協力してもらい、手抜きできる家事は手抜きして、イライラする時は深呼吸したり遠くを眺めて気分を鎮めてください。短時間でもよいので、好きな音楽を聞いたり美味しいお茶を飲んでリラックスできる時間を作ったり、散歩や買い物で気分転換してください。(産科医師)』


『赤ちゃんが寝ている時はママも横になって休み、家事はできる時にまとめて行うようにしましょう。産後のうつやノイローゼと思った時は早めに家族に相談したり、心療内科を受診するようにしてください。(産科医師)』


『次回の出産時には夫をはじめとする周囲のサポートを得られるよう、何かしらの対策を考えておきましょう。万が一産後うつのような状態に陥った際は、心身両面での休息や栄養補給を心掛け、早目に心療内科などを受診しましょう。(臨床心理士)』


年齢が上がるにつれホルモンバランスの変化が激しくなるため、産後うつを発症しやすいようです。手抜きできるところは手抜きしてパパにも手伝ってもらい、できるだけリラックスして育児をしましょう。