ボコ・ハラムの影響による人道危機

ユニセフ(国連児童基金)はナイジェリア北東部地域への75万人もあらたに人道支援の対象とすることとし、同国での人道支援資金要請額を年初の5,500万米ドルから1億1,500万米ドルに引き上げました。

北東部の3州では推定5歳未満の子ども40万人が重度の急性栄養不良に陥っているとされ、400万人以上が深刻な食糧不足に直面、特にボルノ州を中心に、6万5,000人が飢餓に近い状況で暮らしています。

恐怖下におかれる子どもたち

ナイジェリア北東部地域へのアクセスが可能になったとはいえ、北東部全体で、100万人近い子どもたちが家を追われ、学校に通えなくなり、数十万人の子どもたちが経験した恐怖によって精神的に影響を受けています。

このことによりボルノ州ではポリオの感染がみられました。ユニセフでは資金要請を受け、大規模緊急ポリオ予防接種キャンペーンや栄養キャンペーンにより、重度の栄養不良の子どもたちを見つけ出し、治療を行いました。

ユニセフによる、さらなる支援を拡大

ユニセフは4月からボコ・ハラムによる紛争で被害を受けている地域での活動を強化。子どもたちや母親を対象にした基礎保健ケアや栄養支援、安全な水や衛生環境の整備、子どもたちの保護や学ぶ機会の提供を支援しています。

2016年に入ってからナイジェリア北東部では260万人が、ユニセフの支援によって予防的保健ケアを受け、約7万5,000人の子どもたちが重度の栄養不良の治療を受けました。

井戸の建設と修復で、約50万人が安全な水を利用できるようになり、安全な学習スペースの確保し、教員の研修、教育資材の提供により、7万2,000人以上の子どもたちの再スタートを支え、約13万3,000人の子どもたちが心理社会的支援を受けるなどの、取り組みが行われています。

ユニセフ