出産を終えるといよいよ育児が始まります。赤ちゃんとの生活が楽しみであるのと同時に、初めての育児はわからないことが多く不安なお母さんも多いのではないでしょうか。今回は、生後0カ月の赤ちゃんの特徴とその頃に見られやすい現象を解説します。

生後0カ月の赤ちゃんの身長と体重

生後0カ月の頃の赤ちゃんは新生児と呼ばれます。生まれたばかりの赤ちゃんの大きさは、個人差がありますが、身長は50cm前後、体重は約3kg程度が一般的です。ただし、生後5日目くらいまでに体重が少し減少します。これは、尿や便、汗などで体内の老廃物を排出することによって起こる生理現象の一種なので心配はいりません。ただ、もし体重の減少が10%を超える場合や反対に全く減らない場合は赤ちゃんの体のはたらきに異常があるかもしれないので、産婦人科医に相談しましょう。

生後に少し減少した体重は10日目までには元に戻り、それからはどんどん成長していきます。では、生後0カ月の赤ちゃんはどのくらいの速さで成長していくのでしょうか。この時期は、だいたい1日当たり20〜30gほどずつ体重が増加していき、一般的には1カ月健診までに700〜1000gの体重増加があります。

赤ちゃんに黄疸の症状が出たら

生後0カ月の赤ちゃんは肌や白目が黄色くなる黄疸の症状が見られることがよくあります。これは、新生児黄疸といって赤血球を分解するときに分泌される黄色い色素によるものです。この新生児黄疸は約9割の赤ちゃんに見られる生理現象の一つであり、病気ではなく1〜2週間で自然に治るので心配はいりません。

しかし、母乳に含まれる女性ホルモンにはその黄色い色素の分解酵素の働きを弱めてしまう作用があるため、完全母乳で育てている赤ちゃんの場合は黄疸が治りにくい傾向があります。これを母乳性黄疸といいますが、これも病気ではないので特に治療は必要ありません。もし気になる場合は、窓の近くの明るい場所に赤ちゃんを寝かせて外気欲をさせることで黄疸の症状が治りやすくなることもあるので試してみてください。

授乳の際のポイント

生後0カ月の赤ちゃんはまだ昼と夜の区別がついておらず、睡眠とおっぱいを飲むことを繰り返す生活を送ります。この時期の授乳は2〜3時間おきに行います。量については、赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませてあげてください。

赤ちゃんが生まれたらぜひ飲ませて上げたいのが初乳です。初乳とは産後5〜10日頃に分泌される母乳のことで、ドロッとしていてクリーム色なのが特徴です。とても栄養価が高く、赤ちゃんの免疫力を高める作用があるため、赤ちゃんを感染症などから守るのに効果的です。

沐浴で体を清潔に

赤ちゃんは大人よりも肌がデリケートで、肌のトラブルが起きやすいという特徴があります。特に、生後0カ月は顔や体に湿疹ができやすくなっています。これは、お母さんの女性ホルモンの影響で皮脂が大量に分泌され、それが肌の表面や毛穴に詰まることが原因で起こるものです。赤ちゃんの湿疹を防ぐためにも、沐浴を行って肌を清潔に保つようにしましょう。

生後0カ月の赤ちゃんの沐浴は、ベビーバスを使用して行います。お湯は少しぬるめで、時間は10分間程度にしましょう。

生後0カ月の赤ちゃんは、おっぱいを飲んでたくさん眠って、日々どんどん成長していきます。この時期は黄疸や湿疹が出やすくなる時期でもあるので驚くこともあるかもしれませんが、それらは多くの赤ちゃんに見られるものなので安心してください。また、この時期はお母さんの体調を回復させるためにも大切な時期です。家族に頼めることは頼み、お母さんもしっかり体を休めながら子育てを楽しんでください。