1歳を過ぎると赤ちゃんは視点が高くなり、様々な物に興味を示すようになります。手先が器用になり、積み木を積み上げたり道具を上手に使えるようになります。今回は1歳児の発育状況と、それに合わせた室内遊びについて説明します。

1歳児の発育状況

(1)1歳0カ月〜3カ月
1歳を過ぎると多くの赤ちゃんは出生時の3倍の体重になり、身長は1.5倍になります。1歳3カ月に入ると約80%の赤ちゃんが歩き始め、運動量が増えます。1歳0カ月?1歳3カ月の赤ちゃんは視点が変わり、高いところを見上げる、上下左右に動くものを目で追うなどといったことができるようになります。1歳3カ月を過ぎると手先の器用になり、積み木を2、3個積むことができるようになります。

(2)1歳4カ月〜7カ月
1歳4カ月を過ぎると運動発達のスピードは落ち着き、次第に個人差が出てきます。前歯4本の歯が生え揃う子が多く、奥歯が生えてくる子もいます。手先はより一層器用になり、道具を使うことができるようになります。力加減を調整することはできないものの、ボール投げなどもできるようになります。この時期の赤ちゃんは大人の真似をしたがり、掃除機をかける、料理をするなど、ママが日常的にしている動作を真似します。

(3)1歳8カ月〜11カ月
1歳8カ月以降は徐々に自分の思っていることや見たものを二語文で表現できるようになります。この頃の赤ちゃんはまだ自分の話した内容に自信を持っている訳ではありません。相手にきちんと内容が伝わっているか確認しながら話しているため、赤ちゃんの話した言葉を繰り返し、伝わっていることアピールしてあげましょう。

また、自我が芽生え、本格的なイヤイヤ期に突入します。この頃は何を言っても嫌としか言わないためママはうんざりするでしょうが、赤ちゃんは自分で決めたいという思いを抱えています。「○○をしなさい」と指示を出すのではなく、「○○と△△があるけどどうする?」というように選択肢を与えて自己決定を促しましょう。良い方を選べた場合は沢山褒めることも大切です。

1歳児におすすめの室内遊び

1歳児におすすめの室内遊びは以下の通りです。

◆新聞紙を使った遊び
1歳0カ月〜6カ月にかけては紙を使い、音を立てて遊ぶのを好みます。新聞紙を丸める、破くなどして遊んでみましょう。また、折り紙の要領で実際に被れる兜や人形を乗せられる船などを折るのもおすすめです。

◆積み木
1歳児は手先が器用になり、それまでできなかった積み木を重ねるなどの動作もできるようになります。「次は〇〇を作ってみよう」「上手に積めたね」など声掛けをしながら遊んであげましょう。

◆ごっこ遊び
1歳後期に入ると、人形遊びやままごとなどのごっこ遊びができるようになります。特に1歳7カ月を過ぎた赤ちゃんはママが行う家事や行動を良く見ており、何でも真似をしたがります。ごっこ遊びの中で声掛けを多くすることにより、発語を促すことができ、さらにトイレに行く、着替えるなどの生活習慣も身につけることができます。

室内でできる運動遊び

1歳を過ぎると夜に何度も起きるようなことはなくなり、一度寝付くと朝まで眠り続けるようになります。夜眠りについて朝までぐっすり眠れるような生活リズムを身につけるためには、とにかく起きている間に沢山遊ばせ、適度に疲れさせることが大切です。就寝時刻に体力が有り余っているといくら寝かせようとしても上手くいかず、夜更かしの原因になります。誤った生活リズムがつくと発育に影響を及ぼす恐れがあるため、注意しましょう。

体力を消耗させるためには室内遊びだけでなく、身体をダイナミックに動かせる外遊びが効果的です。雨の日が続いているなど、なかなか外に行けない場合は階段の上り下りなどを室内で行い、身体を動かしましょう。

1歳児は指先を器用に動かすことができるようになり、様々な室内遊びができるようになります。室内遊びは創造力を養えるものが多く、赤ちゃんに必要な遊びの一つです。2歳前になると個性が生じ好きな遊びが決まってくるため、1歳児のうちに様々な室内遊びを教えましょう。