多くの1歳児はちょっとしたことですぐに熱を出してしまいますし、自分の体調を言葉で伝えられないので、周囲の大人が子どもの体調を見極めて対処する必要があります。病院へ行く目安や自宅ケアのコツについて、知っておきましょう。

1歳児が熱を出したとき、病院へ行く目安は?

1歳児の場合、平熱より1〜1.5℃高ければ微熱、それ以上なら高熱と考えるのが一般的です。たとえば平熱が36.5℃ならおおむね37.5〜38.0℃で微熱、38.1℃以上で高熱と考えてよいでしょう。
微熱でも機嫌がよく食欲があり、尿や便の様子などに異常がなければ、しばらく自宅で様子を見ましょう。ただし、多くの病院が休診になる週末・連休直前であれば受診しておくと安心です。
発熱が3日以上続くときや昼間に高熱が出ているときは、機嫌が悪くなくても受診したほうがよいでしょう。昼間より夕方〜夜のほうが熱が上がりやすく、熱が上がってから慌てて夜間受診するのは子どもにとってもパパ・ママにとっても大変です。

□発熱以外にこんな症状があれば、すぐに受診しましょう
下痢・嘔吐症状、ぐったりしており反応が鈍い、水分・ミルクを飲まない、顔色が悪い、発疹、咳がひどく呼吸しづらそう、黄緑色の鼻水、耳だれなどの症状がある場合は、風邪以外の病気のサインかもしれません。
症状がひどいようなら、夜間・休日でもすぐに受診したほうが良いでしょう。

夜間・休日の発熱などで、どう対処すればいいか判断しづらい場合

夜間・休日に発熱した1歳児に対してどう対処すればいいか判断しづらい場合は「小児救急医療電話相談」を利用しましょう。状況にあわせた対処方法について、小児科医・看護師からのアドバイスを受けることができます。
国内共通の短縮番号「#8000」をプッシュすれば、お住まいの都道府県の相談窓口に転送されます。旅行などで他府県にいる場合は、その都道府県の窓口につながります。
通話料は自己負担になりますが、相談料はかかりません。利用時間は都道府県によって少しずつ異なるので、あらかじめチェックしておきましょう。

http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html(厚生労働省 小児救急医療電話相談事業について)

発熱した1歳児を自宅でケアするときの注意点

発熱時は汗で多くの水分が失われるので、お茶・湯冷まし・ミルクなどでこまめに水分補給しましょう。熱がこもるのを防ぐため、おむつはこまめに交換しましょう。
熱の上がり始めで寒がるようなら、衣類や布団などで体を温めましょう。顔がほてり汗をかくようなら発熱のピークを迎えているので、衣類や布団を減らして涼しくしましょう。
熱を下げる場合は、タオルで包んだ氷枕・保冷剤などを太い血管が通っている部分(わきの下や足の付け根など)に挟みます。頭や額を冷やすと気持ちよいですが、熱を下げる効果はそれほど期待できないでしょう。

□むやみに熱を下げようとしない
そもそも、発熱は体内に侵入した細菌・ウイルスと闘うための防御反応です。やみくもに熱を下げると細菌・ウイルスが体内に長く留まり、病気が長引いてしまう恐れがあります。また病院へ行く前に熱を下げてしまうと、医師が正確に診察できなくなる可能性があります。医師の判断なしに熱を下げたり、解熱剤を使ったりするのは避けましょう。

1歳児はよく熱を出しますが、微熱があっても他に異常がない場合はしばらく自宅で様子を見てみましょう。子どもが高熱を出すとどうしても心配になりますが、子どもを不安がらせないよう周囲の大人が落ち着いて対処することが大切です。夜間や休日の発熱に対してどう対処すべきかわからないときは、小児救急医療電話相談を利用して医師・看護師からのアドバイスをもらいましょう。