2歳7カ月頃の子どもは、出来ることが増えて活発に動くようになります。自我も芽生えるため「イヤイヤ期」とも呼ばれ、手を焼くことも多くなります。この時期の子どもと上手に接するには、どうしたらいいのでしょうか?2歳7カ月の子育てのコツをご説明します。

2歳7カ月は社会性が身に付き始める時期

2歳7カ月の子どもは「ぼく」「わたし」といった一人称を自覚し始めます。お母さんがやっている事に対して「ぼくもやる」と言ったり、友達の遊びを見て「わたしもする」と言うようになります。自分と他者を認識出来て社会性が身に付き始めるため、新しい人間関係を積極的に作ることができる時期です。
子どもの社会性を自然に伸ばすためには、身内以外の人間関係の輪に参加させましょう。保育園や近所のお友達など、子ども同士でも会話が出来るようになります。お母さんもママ友を作って輪を広げるなど、親子で新しいコミュニティに参加してみてはいかがでしょうか。
 

2歳7カ月は時間の概念を理解し始める

2歳7カ月頃になると「今日」「明日」「昨日」といった時間の概念も理解し始めます。「昨日は電車を見たね」「明日はお散歩に行くよ」といった会話が出来るようになります。これは記憶力の向上とも関係があります。たくさんの情報を覚えられるようになるため、いつものお散歩コースを覚える、怖い犬がいる家の前を避けて通る、お友達がいる公園に行きたがるといった行動が見られるようになります。
記憶力の向上に合わせて語彙力も急激に増えます。一方で、お友達や大人が使っている言葉をすぐ真似するようになり、汚い言葉を覚え始めるのもこの時期です。本人は意味を良く理解せず使っていることが多いので、使って良い言葉とそうでない言葉を理解させることが大切です。
 

「イヤイヤ」の感情表現を我慢せず発散させる

2歳7カ月の子どもは、親の言う事に対して何でも「イヤ」と反抗したがります。これは自我の芽生えとともに自立心が作られている証拠ですが、お母さんにとっては育児のストレスが溜まる原因になります。この「イヤイヤ期」は、言いたい事が上手く言葉に出てこない、もどかしいといった感情が元になっていることが多いです。上手く表現出来ないモヤモヤが溜まってかんしゃくを起こす事もあります。
子どものイヤイヤ期と上手に付き合うには、子どもが感情を発散出来る方法を見つける事が大切です。言葉がつまるようなら「もしかして○○の事かな?」と補足してあげると、スムーズに言葉が出てくる事もあります。言葉の代わりに絵を描いたり楽器を演奏して発散する方が向いている場合もあります。無理に言葉を作ろうとせず、子どもが伸び伸びと表現できる方法を見つけてあげましょう。
 
まとめ
2歳7カ月の子どもは一人で歩けるようになる、階段の登り降りが出来るなど身体的に大きく発達します。一方、精神面では自立心が芽生え始めるものの思うように表現できないことで「イヤイヤ期」に突入しやすい時期といえます。親子共にストレスなく接していくには、出来ないことより出来ることに目を向ける事が大切です。子どもの成長にとって必要な経験と捉え、優しく見守ってあげましょう。