2歳になると身長の伸びも緩やかになり、スマートな体つきになってきます。この時期の成長にはまだ個人差が大きいものの、平均身長より大幅に低い場合は低身長が疑われます。ここでは、子どもの身長の伸びを促すために必要な3つの生活習慣についてご説明します。

ポイント?十分な睡眠を取り、成長ホルモンを分泌させる

2歳児になると成長スピードが緩やかになり、身長の伸びも緩やかになります。2歳児の平均身長は以下の通りです。

<2歳児の平均身長>
2歳0カ月:85.4cm
2歳1カ月:86.2cm
2歳2カ月:86.9cm
2歳3カ月:87.6cm
2歳4カ月:88.3cm
2歳5カ月:88.9cm
2歳6カ月:89.6cm
2歳7カ月:90.2cm
2歳8カ月:90.8cm
2歳9カ月:91.5cm
2歳10カ月:92.1cm
2歳11カ月:92.7cm

同じ2歳児でも成長スピードに個人差があるため、3歳に近づくにつれて身長が追いつく子どももいます。一般的に身長の標準偏差−2以下(−2SD)の時に低身長と診断されます。
身長の伸びは、成長ホルモンが大きく関係しています。成長ホルモンは大人も分泌されていますが、2歳児頃の子どもは睡眠中に大人の約2倍の成長ホルモンが分泌されています。そのため、十分な睡眠を確保することは子どもの成長にとって欠かせません。睡眠サイクルが乱れている場合は注意しましょう。

ポイント?食習慣を見直して必要な栄養をしっかり摂る

2歳児は離乳食を卒業し、大人とほぼ同じようなご飯が食べられるようになります。同時に、両親の食習慣の影響を大きく受けやすいともいえます。1〜3歳児の約1割は朝食を1週間のうちに数回しか食べていないというデータもあり、食習慣の乱れから成長に必要な栄養が不足しがちになることが懸念されています。幼児期は身長を伸ばしたり体重を増やすために多くの栄養を必要としますが、子どもは一度にたくさん食べる事が出来ません。なるべく朝食を抜かずに1日3回、規則正しく摂ることが大切です。

また、身長を伸ばそうと牛乳や乳製品を与えるのではなく、身体の成長に欠かせない栄養をバランス良く摂りましょう。子どもの食事は穀類や牛乳、乳製品の摂取が多い一方で、野菜や果物が不足しがちです。色んな食材を食べる習慣を付けて、偏食や好き嫌いをなるべくなくしましょう。

ポイント?運動が出来る遊びを取り入れよう

身長を伸ばすためには、適度な運動も必要です。子どもは遊びを通して手足などの身体機能を使い、発達させていきます。2歳児になるとさらに全身を使った運動が出来るようになり、バランス感覚や身体を思い通りに動かす能力が向上します。一方で、現代の子どもはテレビゲームやスマホ、テレビといった身体を使わない遊びが増え、運動時間が減っています。以下のような運動が出来る遊びを取り入れて、身体の成長を促しましょう。

・滑り台遊び
・お散歩
・ボール投げ
・砂場遊び
・積み木遊び

まとめ
2歳児の身長の伸びには個人差が大きいため、過度に心配する必要はありません。しかし、低身長と診断されたり低身長が気になる時は生活習慣を見直してみましょう。お母さんの生活と子どもの生活は似通るため、お母さん自身の生活習慣を見直すことも大切です。規則正しい生活を心がけ、子どもの成長を促しましょう。
また、成長曲線、血液・尿検査、レントゲン検査、MRIなどの診断基準を満たせば、公的保険診療で成長ホルモン治療を受けられたり、医療費の助成を受けられるようになります。また稀に低身長がきっかけで病気が見つかることがありますので、低身長が疑われたら小児科医に相談することをおすすめします。