夜泣きは1歳6カ月頃から自然に少しずつ落ち着いていくものです。3歳の夜泣きは「夜驚症(やきょうしょう)」という睡眠障害の一種によるものだと考えられます。生活習慣や日中の行動に問題がある可能性が高いです。今回は、3歳児にみられる夜泣きの原因と対策について解説します。

夜驚症とは

夜驚症とは夜泣きと同じように突然叫び声をあげて目覚め、数分間泣き続ける睡眠障害の一種です。そのときの記憶は残らないのが特徴で、3歳〜6歳頃まで続く場合もあります。子どもは睡眠中に分泌される成長ホルモンにより健やかに成長するため、朝まで眠れるよう対策することが大切です。

夜泣きの身体的な原因

夜中に足が痛むために目覚める子どももいます。以前までは成長に伴う足の骨のきしみが原因だと考えられていましたが、足の疲労や炎症による痛みの説が有力です。夜に痛みが増し、朝には治まることが多いです。血行を促進させ、痛みを軽減できるため、足を摩ってあげましょう。日中に歩行に支障をきたすほどの痛みが生じた場合は受診が必要です。

夜泣きの精神的な原因

幼稚園や保育園に通い始める時期に夜泣きが始まる子どももいます。友達と喧嘩をしたとき、親に強く叱られたときなどにも夜泣きをします。これは、日中の怖い体験や刺激が夢に出てきたためです。なかなか眠りにつけない場合は一旦起こしましょう。抱きしめて安心させることで再び眠れるようになります。

生活習慣が原因になる

昼寝の時間が長い場合は夜に眠りが浅くなり、夜泣きをする可能性が高くなります。保育園や幼稚園では毎日同じ時間に昼寝をしますが、休日に自宅にいると昼寝が夕方にずれ込むことがあります。昼寝は遅くても15時には始め、17時には起こすことがポイントです。

就寝前に入浴をすると身体が温まり、寝つきにくくなります。就寝の約2時間前までに入浴をしましょう。やむを得ず就寝前に入浴をする場合は、普段よりも水温を下げて短時間であがりましょう。就寝の1時間前からは部屋の照明を暗くして、入眠しやすい環境を作ることも大切です。照明を暗くしたくない場合は、リラックス効果がある電球色の照明を点けましょう。

<まとめ>
3歳児の夜泣きは夜驚症という睡眠障害の一種です。夜泣きの原因と同じく日中の行動や就寝前の生活が関係しています。子どもは大人よりも早く就寝します。子どもの生活に合わせて就寝の1時間前からは照明を落とし、入眠しやすい環境を作りましょう。