生後10カ月の赤ちゃんには学習能力の発達がみられ、おもちゃにも興味を示します。また、感情表現が豊かになり、食べ物やおもちゃの好みが明確になります。今回は、生後10カ月の赤ちゃんができることと育児の方法について解説します。

食生活にみられる変化

生後10カ月からは、1日3食の離乳食に挑戦しましょう。自分で食べたい欲求が強くなるため、おにぎりや肉団子、バナナなど手づかみで食べられるものを選ぶことがポイントです。スプーンやフォークを渡しても遊んでいるように見えますが、赤ちゃんにとっては練習中であるため温かく見守ってあげることが大切です。

食べ物の好みが明確になるため、食事が偏る場合があります。味付けや大きさなどを工夫して、できるだけ食べさせることが大切です。工夫をしても食べない場合は、数日後に再挑戦しましょう。
生後10カ月では離乳食がメインになるため、母乳やミルクを飲む回数が自然に減ります。安心感を得ることを目的として母乳やミルクを求めるため、気が済むまであげることをおすすめします。

行動面にみられる変化

ハイハイやつかまり立ちなどにより身体が引き締まり、より一層活動的になります。つたい歩きを始める赤ちゃんもいれば、つかまり立ちから動かない赤ちゃんもいます。つかまり立ちをしたときに手を持つと少しだけ歩く場合は、歩く練習を始めてもよいでしょう。

記憶力が発達する

おもちゃや食べ物が置いてある場所を記憶できるようになり、自分で取ろうとする赤ちゃんもいます。また、昼間の楽しい経験や怖い夢を見ることで深夜に目覚める場合もあります。感受性が強いため、添い寝や抱っこをしてあげることで安心して眠る赤ちゃんが多いです。

生後10カ月頃から「いないいないばあ」で喜ぶことが増えるのは、母親がその場所にいたことを記憶しているためです。手やおもちゃで顔を隠すだけではなく物陰に隠れるなどして「いないいないばあ」をしてあげましょう。また、真似をすることで「バイバイ」のような簡単な動作ができるようになります。

<まとめ>
生後10カ月になると、身体面と精神面の両方に変化がみられます。記憶力の発達により真似ができるようになるため、赤ちゃんとのコミュニケーションがとりやすくなるでしょう。成長には個人差があるため、焦らずに成長を見守りましょう。