2歳9カ月は「イヤイヤ期」も終盤となり、情緒面で少し落ち着いてきます。一方、自立心があるにもかかわらず自分だけで上手く出来ない事も多く、接し方に工夫が必要です。ここでは、そんな2歳9カ月の子どもの成長を上手に促すコツをご説明します。

感情表現を無視せず受け止めてあげよう

2歳9カ月頃になると、情緒面が著しく発達し喜怒哀楽や嫉妬、怖がるといった感情表現が出来るようになります。新しいおもちゃを友達に見せびらかして自慢することもあれば、妹や弟をかわいがるお母さんを見て嫉妬することもあるでしょう。大人とほぼ同じような感情表現が身に付きますが、まだまだ自己中心的な振る舞いが多く見られます。子どもが感情を表現した時は無視したり嫌がったりせず、向き合ってあげましょう。そうすることで子どもは受け入れてもらえたと自覚し、安心感を抱きます。それがいずれ他者への共感や思いやりの心を育てることにも繋がります。

おむつの卒業は焦らずゆっくり見守ろう

2歳9カ月頃になると脳の働きが発達して尿意や便意を自分で感じる事が出来るようになるため、早ければおむつを卒業する子どもも出てきます。大人の助けを借りれば一人でトイレに行けるようになり、夜のおねしょも回数が減り朝まで我慢出来るようになります。ただし、まだまだ完璧というわけでは無く、遊びに夢中でお漏らししてしまったり、おねしょをしてしまう時もあります。この時期にトレーニングを焦ってしまうとかえって逆効果になることがあるため、おむつの卒業は焦らずゆっくり見守る余裕を持ちましょう。成功した時は思いっきり褒めてあげることも大切です。

生活習慣のしつけを始めるタイミング

生活習慣のしつけを始めるタイミングは、2歳9カ月頃が最適です。以下のような行動を一人できちんと出来るようにサポートしながら少しずつ教えましょう。

・食事の時「いただきます」や「ごちそうさま」を言う
・顔を洗う
・お風呂で体を洗う
・歯を磨く
・洋服を着る
・一人でご飯を食べる

このようなしつけを行なう際は、出来なかった時に必要以上に叱らない事が大切です。自立心から自分でやりたがりますが、出来ると思っていても出来ない事がたくさんあります。自尊心を傷つけてしまわないよう、出来ることを子どもと一緒に喜ぶ気持ちのゆとりを持つことが大切です。

まとめ
2歳9カ月は基本的な動作を一人で出来るようになりますが、完璧にはほど遠い時期です。出来ない事につい目が向きがちですが、成長している途中と捉え、なるべく出来ることを喜べるゆとりを持ちましょう。また、この時期の子どもはしつけで覚えさせることよりも、親が見守ってくれている安心感をたくさん経験させてあげることが大切です。特に子どもが甘えてきた時は、感情面のSOSの証拠です。弟や妹がいても「もうお兄ちゃん(お姉ちゃん)だから」と突き放さず、たまには目一杯甘えさせてあげましょう。