乳児用液体ミルク、欧米ではすでに普及

熊本地震から半年が経過し、育児業界にある動きがありました。政府が、これまで国内での販売が認められていなかった乳児用液体ミルクを「解禁」する方針であると報じられたのです。

欧米では広く普及している液体ミルクですが、日本では食品衛生法に関する厚生労働省令などが乳児用ミルクを「粉末状」と記すなど、粉ミルクのみを前提にした記述となっているため、これまで販売や生産が行われてきませんでした。

被災地にて利便性を発揮

しかし液体ミルクは、封を開ければそのまま赤ちゃんに飲ませることができるメリットがあります。哺乳瓶の消毒や、清潔なお湯を用意する必要もありません。

東日本大震災や熊本地震が起きた際、フィンランドから届けられた多くの液体ミルクはたくさんの母子を救いました。調乳に慣れていない人でも使いやすいため、男性の育児参加を促すことにつながるのでは、とも期待されています。

安全基準の徹底や投資に見合う需要があるのかなど、政府は解禁に伴う課題整理などの議論を始め、年度内には結論を出すとしています。赤ちゃんの命をつなぐ「授乳」に選択肢が増えることで、育児の可能性がさらに広がっていくのではないでしょうか。

参考サイト

厚生労働省