骨盤矯正用のグッズにはいろんな種類があり、クッション・ベルト・椅子・下着などいろいろなものが市販されています。そこで、特に産後に適したお勧めの骨盤矯正グッズについて、専門家に聞いてみました。

産後4カ月のママからの相談:「骨盤ベルトが歩く時にずれる。矯正ガードルってどうなの?」


『友人から、産後は尿漏れや骨盤の歪みを直すために骨盤矯正をした方がいいとアドバイスをもらいました。出産直後から骨盤ベルトを使用していますが、歩行中にベルトがずれてお腹の方に上がり、全く意味がない状態になります。ネットで調べると、ベルトよりガードルの方が効果があるという意見もありますが、実際どうなのでしょうか。ガードルは値段が高いので、購入するのに躊躇っています。(30代・女性)』

ガードルはしっかりと固定できるが、内臓の締め付けに注意

骨盤矯正のガードルには、しっかりと骨盤を固定できるというメリットがあります。ただし、お腹の部分を強く締め付けてしまうため、下半身の血流に影響するなどリスクがあります。産後の体調を考慮して使用してください。

『ガードルは骨盤から下腹部・もしくは腹部まで、しっかりと固定できる長所があります。しかし、ガードルを使用すると骨盤だけでなくお腹まで圧迫して、内臓がお腹の下に押し下げられ、内臓の血液の流れが悪くなったり、尿漏れや脱肛、脱膣の原因になるリスクもあります。(看護師)』


『骨盤ベルトは産後すぐから使用できますが、ガードルは悪露が治まる約1カ月後までは使用しない方がいいでしょう。ベルトは動きによってずれることがあり、トイレの度に外したり締めたりする手間が掛かりますが、ガードルは手間が掛かりません。効果には個人差があり、どちらが良いとはいえません。(産科婦人科・看護師)』


ベルトやガードルは体型に合った物を。状況で使い分けてもOK

骨盤ベルトと矯正ガードルは、どちらも骨盤矯正に効果があります。それぞれメリットとデメリットがあり、状況に応じて使い分けることも大切です。また体型に合わせて選ぶことで、使用効果が高まります。

『産後2カ月くらいまでは骨盤ベルト、それ以降はガードルや矯正下着というように状況によって使い分けてもいいでしょう。骨盤矯正で大切なことは、自身の体型に合った道具を正しく着用する事です。また骨盤は締め付ければいいというわけではなく、矯正するには体操も並行して行うことが効果的です。(産科婦人科・看護師)』


『骨盤ベルトは正しい装着が出来ているでしょうか。「正しいつもり」で使用している場合がありますので、正しい着け方を学ぶことでズレが予防出来ます。また、自分に合ったガードルを使用してください。(看護師)』


産後の骨盤矯正グッズは、骨盤ベルトや矯正下着が良いようです。それぞれの特徴がありますので、自分の体型に合ったサイズを選び、使い分けることが大切です。購入前にお店でよく相談しましょう。