民進党の新代表に蓮舫氏が決まった。代表選挙の注目点は、マスコミ報道では憲法改正問題と野党間、特に共産党との選挙協力を今後も続けるかどうかだとされてきた。

 テレビや新聞でこの報道を見るたびに、政治部記者というのは何と見る目がないのか、と思ってきた。そこには、民共連携が壊れることを期待する思惑もあったのかもしれない。だが、そうであったとしても、当分、選挙で民共を中心にした野党の連携が続くことはあまりにも当然のことだからである。

 参院選(1人区)の11選挙区で野党候補が勝利したのは、民共など野党の選挙協力の力によるものであった。仮に野党がバラバラなら、ほとんど勝てなかっただろう。この力を捨てるなどという民進党代表がいたとすれば、それは愚か者というしかない。

 だから私は、代表選挙中、各地で講演をしたが、どこでも「民進党が共産党との選挙協力を止めるわけがありません」と明言してきた。別にこんなことは自慢でも何でもないが、蓮舫代表は当然のように野党連携を続けることを明言した。

民進党が「綱領」を持ち出すのは笑止千万

 蓮舫代表は、「綱領などが違う党とは一緒にやらないのが基本的スタンスだ」と表明している。蓮舫氏が幹事長に指名した元首相の野田佳彦氏は、この基本スタンスを踏まえ、9月23日の民進、共産、生活、社民の4党と参院会派「沖縄の風」との幹事長・書記局長会談で、「綱領や基本的な理念が違う政党と一緒に政権を目指すことはできない。その上で各党間の(選挙協力の)合意事項があるので、それを踏まえて、これからの選挙について結論を出していきたい」と述べたそうである。