NTTドコモは2016年10月19日、東京都内で「2016-2017冬春 新サービス・新製品発表会」を開催した。スマートフォンが7機種、携帯電話が2機種、らくらくホンが2機種、キッズケータイが1機種、モバイルWi-Fiルーターが1機種の合計13機種がラインナップした。

最新スマホの1つ「MONO MO-01J」は、ドコモ初のオリジナルブランドだ。シンプルなデザインと使い勝手を追求しつつコストを抑えた。今年12月上旬以降、格安スマホとして販売する。1年間の継続利用を条件とした実質負担額は650円程度になる見込み。

スペシャルゲストとして招かれたのは、同社のCMに出演中の女優・高畑充希さん。NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」では、主人公の小橋常子役を見事に演じ切った。そんな彼女が手にしていたのも「MONO MO-01J」。気丈な女社長の小橋常子とは正反対の控えめな口調で、同機種の第一印象をゆっくりと語った。

「さっきお値段を聞いて、びっくり仰天でした。めちゃくちゃ安くて。でもシンプルでカッコいいし、誰でも持ちやすい感じの機種。素敵だと思います。シンプル・イズ・ベスト」

横にいたNTTドコモの吉澤和弘社長は満足げにうなずき、

「お客様にとって大切な『MONO』になれるように――という思いを込めて、このネーミングにしました」

と説明した。

「会いたかった」ポインコに高畑さんがとった行動

トークセッションが進む中、高畑さんはある願望を告白する。それは「ポインコさんたちに会いたい」というもの。ポインコとは同社が提供する共通ポイントプログラム「dポイント」のマスコットだ。

お約束通り、ポインコ2体がステージに現れた。高畑さんの隣に並ぶや否や、彼女はポインコの腹を何度も触り出す。トークセッション中に見せた最高の笑顔で、「ウォーターベッドみたい」と感想を述べた。

続いて高畑さんはドローンの操縦にチャレンジ。防災・減災、農業、買い物代行といった分野において、ドコモは自社の携帯電話ネットワークを利用した無人航空機「セルラードローン」の実証実験および検証を行うプロジェクト「ドコモ・ドローンプロジェクト」を展開している。そのデモンストレーションの一環として、今回のドローン飛ばしと相成った。

ドコモの「セルラードローン」は大きく、初心者が屋内で飛ばすには不向きだ。そこで小型ドローンがデモ用として運ばれた。「さっき一瞬やらせてもらったんですけど...皆さん怪我するかも」「いいですか。じゃあいきますね」と彼女がつぶやくや、ウィ〜ンと大きなプロペラの回転音を立ててドローンは浮上を始めた。しかしそれは長く続かず、バランスを失した竹とんぼのごとく、ドローンはステージ下へ落ちていった......。

高畑さんはハハハッと声を出し、司会者は「初チャレンジにひるまないタイプですか?」とほめた。吉澤社長は慎重に言葉を選びつつ、次のようにアピールした。

「車の運転は不得手という話をしていました。私どもの開発している『セルラードローン』は、位置情報を取得しながら正確に移動や運搬をするということで......。大丈夫です。こういうことにはなりませんので!! ご安心ください」

吉澤さんが社長に就任したのは今年6月下旬のこと。大勢の報道陣の前で新製品のプレゼンをしたのは今回が初めてだった。ドローンのハプニングがなくても、内心冷や汗をかいていたのかもしれない。