鉄鋼最大手の新日鉄住金は、火災が発生した大分製鉄所(大分市)内の厚板工場の操業再開に8カ月程度かかる見通しであることから、競合他社に生産の応援を要請したと発表した。関係者によると、要請先はJFEスチールや神戸製鋼所で、要請した生産規模は明らかにしていない。

 大分製鉄所の厚板生産能力は新日鉄住金全体の5割弱に相当。厚板工場のある鹿島、君津、名古屋の他の3製鉄所に生産を振り分けているが、顧客の需要を満たすにはこれらの稼働率引き上げだけでは不足するという。

 火災は5日未明に発生し、6日午後に鎮火したが、電気設備の大半が損傷した。厚板は、造船やエネルギー分野向けのパイプなどに使われる。