福岡県筑後市でリサイクル店元従業員ら3人に暴行を加え死亡させたとして、殺人などの罪に問われた経営者夫婦のうち、夫の中尾伸也被告(50)の控訴審第1回公判が13日、福岡高裁(山口雅高裁判長)で開かれた。一審福岡地裁は殺人罪を適用せず、3人への傷害致死罪などで懲役28年としたが、弁護側はこの日の公判で刑が重すぎるとして量刑不当と主張。検察側は改めて殺人罪の適用を求めた。

 弁護側は一審同様、被害者への暴行は認めたが、「死亡との因果関係は不明」と主張。妻の知佐被告(48)=傷害致死罪などで懲役30年、控訴中=が暴行を主導したと指摘した上で、「妻と比べても刑が重すぎる」と訴えた。検察側は「未必の殺意があった」とした。