約2万首の応募から選ばれ「歌会始の儀」に出席した入選者9人が13日午後、宮内庁で記者会見し、「天にも昇るような気持ち」などと入選の喜びや驚きを語った。

 長野県伊那市の主婦小松美佐子さん(80)は「まさかこんな名誉を受けるとは夢にも思わなかった」と驚いた様子。東日本大震災当時に宮城県職員で、がれきが一雨ごとに自然に返っていく情景を詠んだ仙台市の法人職員角田正雄さん(62)は、「緊張したが、伝統文化の神髄に触れて大変感動した」と笑顔で話した。

 初めての応募で入選した東京都板橋区の学習院女子高等科2年鴨下彩さん(17)は「想像もつかないところに呼んでいただいた」と恐縮した様子。「この先も一生懸命、楽しんで歌を詠んでいきたい」と話した。東京都品川区の元司会業西出和代さん(64)は、今の心境を「入選の知らせ届けばスーパーのカップ麺さえ違って見える」という歌で表現し、記者団の笑いを誘った。