東京電力は21日、福島第1原発1号機の内部に自走式ロボットを入れて調査した結果、格納容器の底から約30センチの汚染水の中で毎時11シーベルトの放射線量を測定したと発表した。これまで水中で測定した線量では最も高い。底には砂のようなものが薄く堆積しているが、東電は溶け落ちた核燃料(デブリ)ではないとみている。

 核燃料は1号機中心部の圧力容器から溶け落ち、格納容器の底にたまった汚染水の中に沈んでいると推定されている。

 毎時11シーベルトの高線量は、東電がデブリはないとみていた場所で19日に測定された。人間が浴びると、約40分で死亡する恐れがある。

 一方、デブリが存在する可能性が高いとみていた場所では、底から約1メートルの水中の配管付近で20日に毎時6.3シーベルトを測定した。配管の上には砂のような堆積物のほか、何かが溶けたようなものも見つかったが、デブリではないとみられる。これまでの調査でデブリは確認されていない。

 1号機の内部調査は18日に開始。格納容器に投入されたロボットは、作業用足場からカメラと線量計をつり下げて汚染水の中に入れ、デブリを探した。同日測定した底から1メートルの水中は毎時1.5シーベルトだった。