【ダバオ時事】安倍晋三首相は13日、フィリピン南部ミンダナオ島のダバオ市内のホテルでドゥテルテ大統領と前日に続いて会談した。ドゥテルテ氏は米比同盟の重要性に言及し、「米比の協力を継続していく」との方針を伝達。首相は「アジアの平和と繁栄を確保していく上で米国の関与が不可欠だ」と応じ、中国の南シナ海進出を念頭に日米比3カ国の連携維持を訴えた。

 首相はまた、ドゥテルテ氏とトランプ次期米大統領の昨年12月の電話会談に関し「生産的なやりとりが行われたと承知しており、歓迎する」と述べ、米比の信頼関係強化に期待を示した。

 中国とフィリピンによる南シナ海での領有権争いについて、ドゥテルテ氏は「国際法に基づき平和的に解決したい。いずれ直接対話を行う考えもある」と説明。首相は中国の主張を退けた仲裁裁判所判決に触れ、フィリピンが議長国を務める東南アジア諸国連合(ASEAN)の一連の会合で「判決を踏まえた法の支配の原則を主張していく」と表明した。