岸田文雄外相は21日の閣議に、2016年版開発協力白書を報告した。白書では、中国の海洋進出を念頭に「法の支配」を確立するため、政府開発援助(ODA)を活用し、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国に巡視船供与や技術協力などで切れ目なく支援していく方針を盛り込んだ。

 テロ対策については、水際対策などで各国を積極支援すると明記。16年7月にバングラデシュの首都ダッカで発生した日本人7人の殺害事件を受け、ODAに関わる民間事業者らの安全対策も着実に実施していくとした。