世界ランキング34位の土居と世界12位のチブルコバを破り、準々決勝に進んだ大坂。だが、予選から勝ち上がった107位のサスノビッチにミスを連発。いら立ちからラケットをたたき付けた。

 開始直後のサービスゲーム。13本連続で第1サーブを外し、いきなりブレークを許した。相手にもミスが続き、第1セットを6―3で奪ったが、普段通りのプレーを取り戻せずにいた。

 第2セットは安定感を取り戻した相手に5ゲームを連取された。だが、ここで「結果ではなく、自分のプレーに集中することが大事」と思い直した。サービスとリターンの威力を増して反撃し、5ゲームを連取。一進一退となったタイブレークも落ち着いて制した。

 大坂は「上の選手と戦う方が楽」と格下に負けられない重圧を打ち明けた。昨季の203位から66位まで急上昇し、ツアーで初の4強入り。米国育ちの逸材にとって、怖い物知らずでぶつかっていた段階とは、明らかに違ってきている。「これから学ぶこともある。経験を積む時期」と教訓をかみしめた。