【ハバナ時事】米国と友好関係にある欧州やアジア諸国の要人が社会主義国キューバを相次ぎ初訪問し、外交関係の再構築に乗り出している。昨年7月の米国との国交回復後もキューバ経済の苦境は続いているが、各国は将来の発展をにらみ、市場開拓に期待を寄せている。

 「キューバの経済社会発展に尽力していく」。1929年の国交樹立以来、日本の首相でキューバを初めて訪問した安倍晋三首相は22日、約12億円の無償資金協力を表明。70年から85年までキューバ第2位の貿易相手国だった日本は、その後冷え込んだ経済関係の再強化に乗り出すと訴えた。

 米国との半世紀の敵対関係に終止符を打ったキューバには昨年、フランスやイタリアの首脳が民間企業幹部を引き連れて初訪問を果たした。オバマ米大統領は今年3月、米大統領として初めて革命政権発足後のキューバ訪問を実現。6月には国交がない韓国もキューバで初の外相会談を行った。