【ニューヨーク時事】政権交代に伴い退任するパワー米国連大使は13日、国連本部で最後の記者会見に臨み、国連への拠出金を削減すれば、「米国の国益を著しく損なう」と懸念を表明した。国連改革を迫るトランプ次期政権を改めてけん制した形。

 パワー氏は、米国が国連での影響力を低下させれば、「その隙間に他の国が入り込む」と述べ、ロシアや中国が台頭すると警告。「(米国と中ロは)テロとの戦いや人権の向上、国境線の尊重で相いれず、米国民の利益にならない」と指摘した。

 国連への拠出金をめぐっては、オバマ政権が昨年12月にイスラエルによるユダヤ人入植活動を非難する決議を容認して以降、米議会内で削減を求める声が相次いでいる。