社会保険労務士事務所あおぞらコンサルティング 著
A5判/160ページ/1980円+税/翔泳社 

BOOK REVIEW ―人事パーソンへオススメの新刊

■ 現在わが国は、4人に1人が65歳以上という超高齢社会を迎えている。団塊世代が70代に突入することで、今後ますます高齢化が進み、要介護者の増加が予測されるが、それは同時に「要介護状態にある親を介護する子」が増えるということでもある。会社としては、介護離職によって貴重な戦力を失わないためにも、「大介護時代」に備えておく必要がある。そこで、本書は介護離職ゼロに向けた職場をつくる上で最低限知っておくべき事柄を紹介する。
■ 仕事と介護の両立を支援するには、まずは介護の基本を押さえなければならない。本書前段では介護の現状や介護保険サービスの内容、申請手順や費用目安について、統計データや図表を多く用いながら分かりやすく説明しており、介護の全体像をつかむことができる。後段からは、介護離職ゼロに向けて会社側が取り組むべき支援体制について解説。育児・介護休業法で定められている介護休業や短時間勤務などの制度をはじめ、会社に合わせた制度整備の手順、介護に直面する前に社員自身が準備しておくとよい事柄などが紹介されている。
■ 2017年1月から改正育児・介護休業法が施行され、介護休業の分割取得や介護のための所定外労働の制限が新設されるなど、法制度面ではさらに拡充が図られている。しかし、法に沿った制度整備のみでは、先行きの見えない家族介護に直面した社員の事情や悩みに十分対応することはできない。こうした社員をサポートする視点から豊富な情報を盛り込んだ本書を、仕事と介護の両立支援に向けた体制づくりに役立てていただきたい。

 



「介護離職ゼロ」の職場のつくりかた

内容紹介 
2017年1月1日施行「改正育児・介護休業法」に対応! 介護を取り巻く社会の話や、介護保険の基本、職場で整備するべき制度や勤務体制の話など、最低限知っておきたいことをやさしく解説。「働きながら介護する」という状況がどういうものか、具体的にイメージできるよう事例も紹介している。
ジンジュール