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土屋太鳳(21)への称賛の声が殺到している。

10月8日に放送された「オールスター感謝祭」(TBS系)。番組名物「赤坂5丁目ミニマラソン」に出演した彼女は激走を見せ、女子トップの8位。「死ぬかと思った」と振り返ったように、ゴール後に倒れ込むほど限界まで力を出し切ったのだ。インタビューではドラマ『IQ246〜華麗なる事件簿〜』(TBS系)の番宣をこなす一幕も。そんな“女優魂”に共演者の中谷美紀(40)は号泣、介抱にあたった主演の織田裕二(48)の目も潤んでいた。

「私もテレビを見ていましたが、あそこまで頑張ったことには驚きました。だって汗だくになるし化粧だって取れちゃうだろうし、女優って普通あそこまでやらないですよね。でもどんなことにでも持っている力で全力投球する。それが太鳳のいいところなんですよ」

そう語るのは、バディ陸上クラブ監督の岸政智さん(43)。プロのアスリートも輩出するこの名門クラブで、土屋を小3から中2まで指導してきた“恩師”だ。岸さんは、フラフラになりながらも走り切った土屋についてこう語る。

「彼女は女優としてではなく、まるでアスリートのような走りを見せたと思います。僕が教えていたころの彼女そのものでした。“どこまでもベストを尽くす”というのがバディの教え。最後まであきらめないという精神を、彼女は忘れていませんでした。私が『死ぬ気で走れ!』と叫んだ、あのひよどり山での練習を思い出しました」

土屋が「これまでの人生でいちばんつらかった」と語っているのが、毎年、八王子市のひよどり山で行う猛練習。あまりの過酷さに、途中で吐いてしまう子もいたという。土屋自身も「あの練習を頑張ったことが今の女優業につながっています」と語っているほどだが、岸さんはそんな“地獄教室”よりも「今回のほうが過酷だったのでは」と振り返る。

「彼女は走っている途中、何度も両腕をブラブラ振っていました。周囲につられてスピードを上げ過ぎると力が入りすぎてしまう。そんな緊張をリセットするための動きなのです。当時、私が彼女に『きつくなったら手を揺らしてリラックスしろ!』と教えたものでした。逆をいえば、それくらい今回の彼女は限界寸前の状態で走っていたということでしょう」

恩師の教えをしっかりと覚えていた土屋。その姿勢は、インタビューでも見られたという。

「彼女は『先輩たちが立っているので』と座るのを断っていましたが、バディでは挨拶や礼儀をとても重視します。『人が話しているときはどれだけ疲れていても寝そべったりせず、きちんとした姿勢で相手の目を見て聞け』と教えてきた。今でもそれを守っていたことも、今回見ていて嬉しかったですね」

そんな岸さんは今回の土屋の走りについて「100点満点です」と大絶賛する。

「彼女はレース中、たとえどれだけつらくてもずっと前を見ているんです。それは、女優になった今も変わっていませんでした。そんな彼女のひたむきさが、見ている人の心を動かすのではないでしょうか」

恩師の教えを胸に遺しながら、土屋はこれからも爆走を続けていく――。