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小池百合子都知事が85年に上梓した『おんなの人脈づくり』(太陽企画出版)は、「女性による、女性のための人脈づくりの本」だ。この本をめくると、女性初の都知事にのぼりつめた彼女の“成り上がりテク”が見えてくる――。

■名刺にオリジナリティーを

小池の個人用名刺には、アラビア語で名前が書かれていたという。アラブ留学という珍しい経験をすかさずアピールするとはさすが。

■名前はその場で覚える

《相手の関心を魅きつけるには、まず名前を呼ぶこと》

初対面でも会話のなかで何度も相手の名前を呼んで、すぐ覚えるのが小池流だ。

■安請け合いをしない

《YESを言うは易し、されど行うは難し》

過去の失敗から、実行のともなわない「YES」に警鐘を鳴らす小池。断った後のフォローも忘れずに。

■得意分野を伸ばす

小池は「何かしらの得意分野を持つことで人脈が広がる」としながら、「得意ジャンルはある程度“特異ジャンル”であるほうがいい」と語る。

アラブに目を向けた理由のひとつも、「英語よりも異色なアラビア語を勉強するほうが一等賞の可能性が高い」から。

■プレゼントで印象付ける

中元・歳暮は、そつのないものを贈りがち。しかし“ブランディング”が得意な小池は、贈り物にも余念がない。

《毎年、クリスマス前になると、私からのポインセチアが届く。そのうち、私のイメージが定まることを期待して》

■名伯楽を持つ

《つねに地に足をつけたうえで人間関係を保っていると、自分の実力の花を咲かせる足がかりをつけてくれる名伯楽が出てくる》

「人間がひとりで成し遂げられることなんてたかがしれている」と、小池は若くして気付いていたようだ。

■同僚、部下を大切にする

《会社なら部下、学校なら後輩、そして燈台下暗しで同僚や同級生も大切な人脈》

見落としがちだが、後輩を大切にすると「必ず自分への評価に返ってくる」という。

こんな“小池流成り上がりテク”について、心理学者の晴香葉子さんはこう語る。

「小池さんのテクニックは、まさに戦略的コミュニケーション術のお手本。なかでも、『真っ赤なポインセチアを贈る』というのはとても小池さんらしいですね。彼女はいまでも“色”で自分を印象付けるのが得意です。選挙のときは“安定”や“平和”を想起させる緑のTシャツを着ていましたよね。色を使ったイメージ形成は、簡単かつ効果的です。7つのテクは、どれも目新しいと同時に普遍的です!」

小池流処世術をマスターすれば、あなたも“勝ち組”になれること間違いなし!?