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「本当は、イラクが『うざい』と思うくらいボールを回したいと思っていた。こっちが向こうをバカにしたいけど、ハリルはパスを回す戦術を求めていない。しかも、イラクが僕らをリスペクトしていないことが腹立たしい」

6日のイラク戦後、本田圭佑(30)は、苛立ちを隠しきれなかった。山口蛍(26)のバースデーゴールで勝利を収めたものの、勝ち点を失ってもおかしくない凡戦。

格下のイラクはアウェーにもかかわらず、「日本恐るるに足らず」とばかりに果敢に攻めてきた。

だが、これこそが各国の日本に対する評価なのだ。かつてアジアの国々は、日本戦では引いて守ることが多かったが、今回の対戦チームは、そんな気持ちは毛頭ない。明らかに日本の実力は落ちている。

加えて、「監督の選手起用、采配は疑問だらけ」と担当記者は嘆く。

ブラジルW杯ではアルジェリア代表監督として全4戦すべて違うシステムを用い、同国を初めて決勝Tに導いたハリル。選手は名前で選ばないが持論だったが、いざ日本代表での欧州組主導の采配はこの2年間まったく変わらなかった。

「所属クラブで試合に出ていない選手は選ばないと強調したものの、今季は欧州組の多くがベンチを温める日々。サポーターでさえ、そんな日本代表を『ベンチJAPAN』と揶揄している。

また山口が、今年ドイツからJ2のC大阪に復帰すると、『戻ってきたことに私はまったく喜んでいないし、評価していない。彼はドイツでプレーすべきだった』と、酷評したが、皮肉にもイラク戦でハリルの首を救ったのは、山口のゴールだった。

さらに、ハーフナー・マイクの高さが必要では、と指摘されると、『ロングボールやクロスに合わせる戦術を用いていないから必要ない』と、はねつけた。

ただイラク戦の終盤、長身DFの吉田麻也が前線に上がり、文字どおりパワープレーを繰り返した。ある選手は、『監督の指示どおりではボールに触れない。パワープレーは自分たちで決めたこと』と、選手たちは監督の采配を見事に裏切った」(前出記者)

6大会連続のW杯出場に綱渡りの戦いが続く日本代表。このままハリルに任せていいのか――。

(週刊FLASH 2016年10月25日号)