▼きょうだいの家族がそろう実家の新年会に、2人のめいが珍しく顔を見せなかった。長女は大学受験、次女は高校受験を控え、正月返上で勉強に集中したかったようだ▼そんな2人の合格を祈願するため、「学問の神様」の菅原道真を祭る湯島天神(東京都文京区)を訪れた。大勢の参拝者でごった返す境内で、志望校合格を願う鈴なりの絵馬が目を引いた。数万枚にも上り、日ごとに増えていくという。受験生本人はもちろん、「努力が実りますように」とわが子を思いやる親の書き込みもあった▼住所、氏名、志望校、願い事の内容は誰でも見られる状況にあったが、県内の一部寺社が絵馬のこうした個人情報を保護する対応をしている記事が3日付本紙で報じられた▼希望者に個人情報を覆うシールを提供したり、住所などを書かないようアドバイスしているという。願い事の内容を他人に見られたくない人もいるだろう。知り合いが多い地元の寺社ならば、なおさらかもしれない▼大学入試センター試験が14、15日に行われ、受験シーズンが本格化する。県内ではインフルエンザ注意報が発令され、感染性胃腸炎も流行しており、受験生だけでなく家族そろって体調管理には細心の注意を払いたい▼万全の準備を整えたら、「最後は神頼み」か。一人でも多くの受験生の願いがかなってほしい。