(C)Satoshi Gunji

ーーまずは各監督、各選手から意気込みを聞かせてください。


◯長谷川 健太監督(G大阪)


「本当に素晴らしい相手と決勝戦を、また素晴らしい舞台でやることを幸せに思います。明日のゲームはわれわれの持っているすべての力を出して、良いゲームをして勝利をつかみ取りたいと思います」

◯ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(浦和)


「ガンバと浦和、この素晴らしい2チームが戦えば、必ず緊迫した特別なゲームになります。ただ、これまでわれわれはガンバとの対戦で、こうした大事な戦いで負けてきた過去があります。明日のゲームも必ず緊迫した、どちらに勝敗が転がるか分からないゲームになると思いますが、われわれとしてはチーム一丸となり、全力を尽くして最後の最後まで戦い、今度こそ勝利をつかみ取りたいと思う」

◯MF 11 倉田 秋(G大阪)


「明日の戦いは熱いゲームになると思います。しかし、オレたち全員、優勝を目指してここまでやってきましたし、熱い気持ち、絶対に優勝するという思いで戦っていきたいです」

◯MF 22 阿部 勇樹(浦和)


「こんにちは。まずルヴァンカップ決勝に進めたことを非常にうれしく思います。なぜかと言うと、やはり、ここ埼玉スタジアムで決勝が行われるということ、しかもガンバ大阪という素晴らしいチームと戦えるからです。自分たちの良さ、やってきたことを、明日ピッチの上でしっかりと出して、戦っていきたいと思います」

ーー長谷川監督にお聞きします。前回の浦和戦、何もできませんでした。立ち上がりがすべてだと思いますが、今度はどういうふうに戦いますか?


「前回は言われた通り、コテンパンにやられましたので、われわれは持っている力をすべて出して戦うしか策はないと思っています。どんな立ち上がりになるかは始まってみないと分かりません。難しいゲームになると思いますが、持てる力、今までやってきたこと、ガンバのプライドを駆けて、明日のゲームは最後の笛が鳴るまで必死に戦っていきたいと思っています」

ーーペトロヴィッチ監督にお聞きします。これまで、カップ戦決勝では勝てないことが続きましたが、いまの状態を考えると過去と比較して一番自信があるのではないですか?


「おっしゃられたように、われわれはカップ戦のファイナルでこれまで負けてきた過去があります。ただ、振り返ってみると、すべてのカップ戦のファイナルではわれわれに勝利が転がってきてもおかしくない戦いをしてきたことも確かです。
サッカーは非常に厳しく、危険なスポーツです。良い戦いをしたチームが勝利するとは限りません。それがサッカーです。明日のゲームは、これまで自分たちが積み上げてきたものを出し、決勝を楽しむ気持ち、サッカーを楽しむ気持ちを持って全力で戦うだけです。勝敗がどちらに転がるかは、試合前に誰にも分かるものではありません。ただ、われわれは自分たちのやってきたことを信じて戦う、それだけです」

ーーペトロヴィッチ監督にお聞きします。いまのチームはこれまで率いてきたチームで一番強いと思っていますか?


「浦和というクラブはビッグクラブであり、われわれに求められるのは常に勝利、タイトルだと思っています。だからこそ、そういったプレッシャーがある中でもわれわては常に勝っていかないといけない。私が率いた中で最強かと聞かれれば、私は常に自分のチームがベストだと思っています。その都度、私にとっては最強のチームです」


(C)Satoshi Gunji

ーー阿部選手にお聞きします。こういう大事な試合では、普段通りの気持ちで準備をしていくのが難しいと思いますが、この1週間のチームの準備はどういうふうにできましたか? また、阿部選手にけががあったと聞いていますが、コンディションはいかがですか?


「代表チームの試合はありましたが、チームは活動していましたし、両チームとも準決勝がありました。チームは良い雰囲気の中で戦ってこられたと思いますし、だからこそ明日の決戦の舞台に立てると思っています。個人的なことに関しては、ここにいるということは大丈夫なんだと思います。」

ーー両選手にお聞きします。前回のリーグ戦は浦和が大勝したが、それ以前の関係性ではガンバのほうが優位という事実がありました。前回の対戦を踏まえて、互いの印象が変わったところはありますか?



◯倉田


「力はホンマに五分と五分で、どっちに転ぶか分からないし、どっちが有利とかないと思います。ただ、前の大敗で僕たちは危機感を覚えて、気持ちの部分は高まってきているので、それを明日ぶつけられたらいいと思います」

◯阿部


「何度も試合をしてきた中で、良いゲームができていたと思いますし、もちろん悔しい思いもしてきました。この前の試合については、もう過去のことなので、大事なのは明日の試合をどう戦うか。もちろん、相手をリスペクトしていますし、その中で自分たちがどれだけしっかりやれるか、それが重要なので、そこを考えて戦っていければ。結果は後から付いてくるものだと思うので、まず自分たちのサッカーを見せたいと思います」

ーー両選手にお聞きします。リーグ戦で両チームはライバルと見られていますが、カップ戦の決勝ではその関係をどの程度意識していますか? また、その関係が明日の試合にどのように影響すると思いますか?



◯倉田


「それは難しい(笑)。浦和さんは日本でもホンマに力のあるビッグクラブなのは間違いないし、でも僕らもガンバというプライドを持って常に戦っているので、そのぶつかり合いが明日見られるんじゃないかと思います」

◯阿部


「決勝の相手はガンバですけど、どこが相手だろうが、勝ちに行くことは変わらないので、しっかりやりたいなと思います」

ーーペトロヴィッチ監督にお聞きします。今までタイトルを獲れていませんが、今年はルヴァンカップとリーグの二冠に迫っています。うまくいっている要因は?


「おっしゃられた通り、これまで監督としてタイトルのかかった戦い、カップ戦の決勝であったり、リーグ戦だったりで、それを成し遂げられない過去がありました。タイトルが獲れなかったというのは、私にも監督として何か足りないものがあり、それを学ばなければいけないということです。監督というのも、常に学びながら成長していく仕事だと思っています。私の監督としての仕事の中で、次こそは、という思いで戦っているのは確かです。
いま、チームの状態は非常に良いと思います。ただ、過去を振り返っても、毎年、われわれはこのくらいまでは非常に良かったです。ただ、そのあとにどうだったかというのは、みなさんご承知の通りです。ただ、いまのチーム状態が良い中で、今後われわれがどうなるかというのは、この後の結果を見てみましょう」

ーー長谷川監督にお聞きします。パトリック選手の状態と、明日の出場可否は?


「状態は何とも言えませんが、明日は遠征に帯同しないということは、(出場が)難しいと思っています」


郡司聡

茶髪の30代後半編集者・ライター。広告代理店、編集プロダクション、サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』編集部勤務を経て、現在はフリーの編集者・ライターとして活動中。2015年3月、FC町田ゼルビアを中心としたWebマガジン『町田日和』(http://www.targma.jp/machida/)を立ち上げた。マイフェイバリットチームは、1995年から1996年途中までの"ベンゲル・グランパス"。